「チャップリンからの平和のメッセージ‼️」独裁者 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリンからの平和のメッセージ‼️
この作品でチャップリンがモデルとしているのは、明らかにナチスを率いるアドルフ・ヒトラー‼️映画内でそのヒトラーを批判、笑い飛ばすにあたり、サイレントでは限界だと感じたのか、この作品はチャップリン初のトーキー作品となっております‼️サイレントで自分の芸術を表現する‼️これはチャップリンの映画製作の上でのこだわりであったはず‼️そのこだわりを世界平和のために捨てたチャップリン‼️その姿勢は、映画人として尊敬に値します‼️仮想国トメニアの理髪師チャーリーと、彼に瓜二つの独裁者ヒンケル。ふとしたことがきっかけで、それぞれの立場が入れ替わってしまう・・・‼️独裁者が理髪師、そして理髪師が独裁者へ‼️その立場が逆転するという展開が生み出すおかしさ‼️チャップリンのトレードマークである山高帽とステッキ姿の最後の作品であるという寂しさ‼️ヒンケルが地球の姿形をした巨大風船で遊ぶシーンの恐ろしさ‼️こういう独裁者の狂気をも笑いに変えて魅せてくれるチャップリンってホントにスゴいですね‼️「モダン・タイムス」に続く相手役ポーレット・ゴダートもホントに魅力的‼️そしてこの作品の白眉は、やはりラストのヒンケル(チャーリー)の演説シーン‼️ヒンケルに成りすましたチャーリーの4分半に及ぶ平和へのメッセージ‼️初見から30年以上経ちますが、いつ観ても素晴らしすぎて涙が止まりません‼️現代の世界情勢を考えた場合、今こそ多くの人々に見てもらいたい名作ですね‼️
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