チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3のレビュー・感想・評価
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今度はトニー・レオン版
トニー・レオンの禁欲ぶりが面白くない。やっぱりこの真面目一徹な面構えこそ悪い奴を演じるのが楽しいのだ。そういう意味で、軽くて甘ったるいレスリー・チャンが真面目そのものの絵にかいたような善人を演じるから面白かったのだろう。
まあ、二人とも大がいくつもつくほど好きなことには違いないのだが。
大げさな描写もここまで純朴にやれば楽しめます
エクソシスト、リングと続いて、昨晩は中国の幽霊の作品でございます。ちなみに本作の前2作は観たことありません。
内容は、お師匠さんとの旅を続けながら修業する僧侶(トニー・レオン)が、一夜の宿で泊まった廃墟寺で妖艶な女幽霊と会う設定。そこで、僧侶は幽霊と打ちとけ、彼女の霊を解放すべくボス幽霊と対決するという展開をコミカルに描いています。
怖い話ではありますが、どこかお盆に子供に聞かせるお話のようで、おとぎ話みたいな美しさもある作品にしあがっています。正直、エクソシストやリングより好感が持てました。特撮バレバレな安っぽさが、子ども心をくすぐりもします。
さらに中国舞踊という伝統文化があるだけあって、本作の幽霊はとても華麗で、さらにお茶目。そんな彼女に次第に恋心を募らせる僧侶のうぶな演技が、なかなかの癒しで観てて心地よくなります。
ただ、本作が子供むけに作られているかというと、そうではありません。結構お色気なところがあるし、首や手が吹っ飛んでいくシーンなんかは、そこまでやらなくてもとわたくしなんかは思ってしまいます。そう考えると、本作は童心に帰りたい大人向けの作品ということになるのでしょう。
幽霊役をやったジョイ・ウオンの色気にのろけてしまいました。
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