「インパクトに欠ける殺人鬼」血のバレンタイン みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
インパクトに欠ける殺人鬼
『血のバレンタイン』と言ってもシカゴでアル・カポネが指揮したギャング同士の抗争事件とは無関係な、鉱山服に身を包んだ正体不明の殺人鬼が、つるはし片手に不埒な若者たちをテキトーにブチ殺していくB級スプラッターホラー。
しかし殺しのテクニックに、工夫や目新しさが見られず平凡な出来だった。
人間の心臓を抉り出し、バレンタイン・デーのプレゼントにしちゃうような大変茶目っ気のある殺人鬼だったが、やはり『13金』のジェイソンと比べると影が薄く、これ以降シリーズ化されることもなかった。
あの黒一色で統一された鉱山服が、ビジュアル的にも少し地味だったかなあ。
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