チップス先生さようならのレビュー・感想・評価
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堅物教師と女優の麗しい感動作
ピーターオトゥール扮するブルックフィールド校教師アーサーチッピングは嫌われているとして教師失格だと思っていた。その割に生徒がテニス決勝戦に出たいのを補習で潰した。
初めて観たけどミュージカル調なんだね。そんなチップス先生が友人と出かけた舞台でペトゥラクラーク扮する女優キャサリンブリッジスと出会った。堅物教師と女優、性格も正反対のふたりが意外にもポンペイで再会し麗しいひとときを過ごした。ポンペイ遺跡の素晴らしさも良く分かったよ。
生徒が牢獄だと言う学校にチップス先生の奥さんとして女優が現れたらみんなびっくりだね。しかし思わぬ顛末が。幸せな時をかみしめて、昔の映画は趣深くていいね。なかなかの感動作だったよ。
ぺチュラ・クラークの活気ある歌唱が魅力
「グッバイガール」「愛と喝采の日々」「ニジンスキー」のバレエダンサー出身の映画監督ハーバート・ロス作品。デビュー作でミュージカル映画を熟す多彩な才能の持ち主。ピーター・オトゥールがチップス先生を演じる意外性と夫人役ぺチュラ・クラークの活気ある歌唱。覇気のない生徒たちのコーラスに、一人意気高らかに調子を取り熱唱する場面がいい。”Fill the World With love” が人生を鼓舞する生き生きとした曲で、何度聴いても元気が出る。
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