劇場公開日 1952年3月21日

「「アンドロメダ」に先駆け、ワイズ監督の名作!」地球の静止する日 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「アンドロメダ」に先駆け、ワイズ監督の名作!

2020年10月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

キアヌ・リーブス主演版を観た記憶は
あったが、ストーリーは全く忘れている中、
ロバート・ワイズ監督版の鑑賞スタート。
そして、最後まで興味深く観ることが
出来た。

キアヌ版とのストーリー比較は出来ないが、
このワイズ監督版の話は、
地球を滅ぼす可能性のある地球上の生物は
人間だけだが、
地球を滅ぼすレベルの核兵器を持った
人類が、自ら滅亡だけならまだしも、
将来、宇宙へ進出して、
今度は宇宙全体を危機に陥れる可能性を
危険視した宇宙人が、
戦争兵器を破棄した平和か、
我々の手による地球の消滅か、
の選択をさせるためにやって来る
との壮大な話だった。

日本が海外からのパワー要因に依らない限り
変われないことと同じように、
地球人も地球外のパワー要因に依らない限り
恒久的な平和を手にすることは
出来ないだろうというテーマは重く、
非常に考えさせられる映画だ。

「アンドロメダ」に先駆ける、
ワイズ監督のSF名作ではないだろうか。

改めてキアヌのリメイク版を
比較鑑賞したくなった。

KENZO一級建築士事務所