「狼と踊る男‼️」ダンス・ウィズ・ウルブズ　活動写真愛好家さんの映画レビュー（感想・評価）

「フィールド・オブ・ドリームス」と共に、ケヴィン・コスナーの人柄が最もよく表れた名作ですね‼️高校1年の頃、TVでオスカーの表彰台に駆け上がるコスナーに胸トキめいたのが懐かしい‼️南北戦争で英雄となった北軍中尉ジョンは、ダコタ最西部の砦に赴任し、ネイティブ・アメリカンのスー族と親しくなり、やがて彼らから「狼と踊る男」と呼ばれるようになる・・・‼️従来の西部劇の "凶暴なインディアン" と "勇敢な白人の騎兵隊" という物語ではなく、あくまでネイティヴ側からのアメリカを描き、人種に対する偏見や滅びゆく種族に対する哀惜の思いなどが充満してる作品‼️そんなシリアスなテーマとは別に、地響きを立て荒野を疾走するバッファローの大群、北軍と南軍の戦闘シーン、ポーニー族とスー族の誇りをかけた戦争シーンなどのスペクタクル描写もホント素晴らしい‼️狼、バッファロー、スー族など本物にこだわって作られた本作を観てると、異文化や肌の色での差別がいかに愚かか、お互いを理解し、助け合うことがいかに素晴らしいかを痛感させてくれる‼️唯一の不満は "拳を握って立つ女" を白人女性としたところか‼️