劇場公開日 1991年5月18日

「異文化との共生と調和を考える今こそ観るべき!」ダンス・ウィズ・ウルブズ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0異文化との共生と調和を考える今こそ観るべき!

2020年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

以前に衛星放送で観て、大自然の描写が美しく

撮影当時でもすでに激減していた本物のバッファローを

寄せ集めて撮影された暴走シーンの迫力など、
いつか映画館で観たいと思っていた作品。

上映時間は長いけれどほとんどダレることもなく、
主人公と先住民のスー族とのふれあいの段階や
愛馬や、
タイトルとなった狼とのコンタクトの様子も

生き物同士として観ていて心が暖かくなる。

そしてラストシーンに静かに涙が溢れて来る。

本当に良い映画です。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

自分たちと違う生き方をしているからといって
それを排除するのではなく、
お互いにお互いを知ることで調和して行く。

それは人と人だけでなく

自然のサイクルともお互いに折り合いをつけて、
感謝しながら調和してゆく。

今の時代に改めて見直すべき映画だな〜

誇り高きスー族の戦士たちと

醜悪な白人の兵士たちの対比が
観ていて本当に腹立たしい〜〜

スー族を理想的に描きすぎという意見もあるそうだけど
部族同士の争いによる戦闘シーンも描かれていて
決して彼らを無条件に「平和の民」と
美化している訳でも無いと私は感じた。

彼らが戦うのは家族や誇りを守るためであって
けして汚い政治に操られたり
イタズラに利益を貪るためでは無いことが
ちゃんと伝わって来る。

別れのシーンであの声が山にこだまして
ああ、涙〜〜

観てよかったです。

@お勧めの鑑賞方法は?
映画館で観ましょう!
あの雄大なバッファローの狩のシーンはスマホなんかじゃ
伝わらないわ!!

星のナターシャ