劇場公開日 1996年6月1日

「淑女との対比」いつか晴れた日に カメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5淑女との対比

2019年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.7
本当の淑女たるものを姉が教えてくれ、本当の紳士たるものを大佐が教えてくれる。
そして本当の愛を2人を通し妹が学ぶ。
19世紀イギリスの貴族文化を恋愛を通して描いている。
その脚本をエマ・トンプソン自ら描いているのが驚きであり素晴らしい。
最後のシーンで気丈に振舞っていた姉の感情が溢れ、涙を流すシーン。淑女をずっと演じていた姉が始めて1人の女に戻る。淑女と対比させたシーンが見る側も涙を誘う。その淑女たる気丈さとの対比がエマ・トンプソンが描きたかったのだと感じる。
アン・リーの作品といよりも、エマの作品と感じる本作でした。

カメ