ダニー・ケイの新兵さん

劇場公開日:

解説

「ホワイト・クリスマス」のダニー・ケイのデビュ作品で「ダニー・ケイの牛乳屋」のサミュエル・ゴールドウィンが1943年に製作したニュージカル喜劇である。「天国と地獄」のドン・ハートマン、「世紀の女王」のアレン・ボレツ、「王家の谷」のロバート・ピロッシュ共同の脚本から「我輩は新入生」のエリオット・ニュージェントが監督に当たり、「アロウヘッド」のレイ・レナハンが撮影、「スタア誕生(1954)」のレイ・ハインドーフが音楽をそれぞれ担当した。ダニー・ケイのほか「こぐま物語」のダイナ・ショア、「黒い絨毯」のダナ・アンドリュース、コンスタンス・ダウリング、「第八ジェット戦闘機隊」のルイス・カルハーンらが出演。

1943年製作/106分/アメリカ
原題または英題:Up in Arms
配給:大映
劇場公開日:1955年3月17日

ストーリー

太平洋戦たけなわの1943年。ニューヨーク市の徴兵委員会は、体中がいろいろの病気にかかっていると信じこんでいる奇妙な男ダニー・ウィームズ(ダニー・ケイ)の召集を決定した。ダニーは親友のジョー(ダナ・アンドリュース)とアパートに同居しており2人は看護婦のヴァージニア(ダイナ・ショア)とメアリー(コンスタンス・ダウリング)と親しくしていたが、メアリーとジョーが親しいのを知らず、ダニーはメアリーを秘かに思っていた。召集決定で悲観するダニーを見て、ジョーは身代わりになろうと委員会に交渉に行ったが、彼もすでに召集が決定しており、こうして2人は仲好く入隊、数カ月の訓練後、ダニーは曲がりなりにも新兵さんとなった。この隊に中尉が2人赴任して来たが、何とこれはヴァージニアとメアリーなのであった。ダニーの隊にもいよいよ出動命令が下り、メアリーだけが残ることになってダニーは悲観したが、出帆間際ひょんなことからメアリーも乗船してしまい、ダニーとジョーは彼女を匿うために大苦労、あげくの果てに連隊長に発見され、ダニーは営倉入りとなった。だが、ヴァージニアの助け船で釈放された。ある日、乱暴な連中にからかわれ、ノサれて気絶したダニーが幻想の中をさまよって気づいたときは狂人として南の小島の営倉に入れられていた。そして営倉から抜け出して行方不明を伝えられたが、敵軍と遭遇して大手柄を立て、意気揚々と帰って来た。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 アカデミー賞(1945年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) レイ・ハインドーフ ルイス・フォーブス
主題歌賞
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