「「誰が為に鐘は鳴る」を観て・・」誰が為に鐘は鳴る(1943) Ryoichiさんの映画レビュー(感想・評価)
「誰が為に鐘は鳴る」を観て・・
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世界大恐慌が起こると、全ヨーロッパにナチス・ドイツとムッソリーニのイタリアを中心としてファシズムの嵐が吹き荒れた。スペインも例外ではなかった。共和国政府に陸軍がクーデターを起こし、スペイン動乱が1936年に始まった。
ここからネタバレになるかも・・
反ファシストのアメリカ人で大学教授のロバートは、義勇軍として戦争に参加して峡谷にかかる鉄橋の爆破を任務とした。それには山間に潜むスペイン人ゲリラと協力体制をとることに・・そのゲリラ隊と行動を共にして食事係をしているスペイン娘のマリアと一瞬で両想いの恋に落ちる。映画では、ゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンが共演して、戦争を背景とした恋愛物語の名作となる。
この映画の原作を書いた文豪ヘミングウェイは実際にスペイン内戦の従軍記者であった。
映画の後半では、ロバートは鉄橋にダイナマイトを仕掛け、爆破に成功。しかしスペイン軍と銃撃戦になる。そして負傷して動けなくなってしまう。マリアが駆け寄るもロバートに説得され戦地で生き別れに・・
ロバートはひとり敵に機関銃を撃ち続けた。
1943年のアメリカ映画。当時は第二次世界大戦の真っ只中である。
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