劇場公開日 1963年8月3日

「これが「大脱走」なのですね!」大脱走 kazmatさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これが「大脱走」なのですね!

2020年3月1日
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恥ずかしながら、初見です。午前十時の映画祭がなければ、鑑賞せずに終わった映画だったかも…。見て良かった‼

ドイツ軍の描き方に多面性があって、ナチスドイツを悪者にしておけば大丈夫、みたいな価値観の平たさがないのが凄いと思います。
「脱走」という行為も、「軍人としての義務だ!」といえば、その通りですよね。
全体像はある意味俯瞰的で理性的なのに、ディテールは時に感傷的だし、インターバルがある長さなのにワクワク感が途切れないし、数多の評論家の方々が素晴らしいと評した理由がはっきりわかりました。

個人的にジェームス・コバーン好きなので、満足度が高いのは、その所為かも。

kazmat