「人類の宝物のような映画」第三の男 KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
人類の宝物のような映画
物語の内容としては、わりかし普通のミステリーではないかと思う。このようなミステリー映画はいっぱいあるのであって、特別だと思わない。しかし、この映画は特別だ。何か・・映画から伝わってくる雰囲気。・・・それは音楽の影響ばかりでもない。オーソンウェルズという俳優の影響ばかりでもない。写真の面白さばかりからくるものでもない。戦後というテーマだけからくるものでもなければ、奇妙な三角関係からだけから醸し出されているものでもない。・・映画全体に漂うこの独特の雰囲気が、この映画の面白さのほぼすべてではないかと思う。とにかく映画監督の価値というものは、その人独自の雰囲気を生み出すということだと思うんですよ。これはそういう意味でとても価値ある作品でしょう。
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