「ジョゼフ・コットンを追いつめた少年」第三の男 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョゼフ・コットンを追いつめた少年
この作品は普遍的なラブストーリーですね。悪に染まった男ハリー・ライムと、そうと知りながら愛さずにはいられない女アンナ、何とかして彼を救いたい親友ホリー・・・この危うい三角関係を、世界的に有名な光と影のモノクロ映像、ツィターによるテーマ音楽で魅力的に彩った名作です‼️夜、窓から洩れた光が隠れたハリー・ライムの顔を照らしだす場面、ウィーンの大観覧車、下水道を舞台にした追っかけ、アンナがホリーに目もくれず枯れた並木道を立ち去っていく有名なラストシーンまで、すべての場面が工夫されてるというか、鑑賞する毎に新たな魅力を発見できますよね‼️そしてオーソン・ウェルズによる "鳩時計''は周りの友人へのウンチクとして何回使わせてもらったか分かりません‼️でも私が一番印象的だったのはボールを拾いに登場する子供‼️ジョゼフ・コットンを「人殺し!人殺し!」と追いかけていくその不気味さは、初見以来30年以上、脳裏に焼き付いて離れません‼️
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