劇場公開日 1991年8月24日

ターミネーター2のレビュー・感想・評価

全139件中、1~20件目を表示

5.0昔ぶりに子供にせがまれ視聴Part2

2023年2月19日
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ン十年前に映画館で観て以来、久々に観てもド迫力の次から次へとヒヤヒヤ、息もつかせぬスピード感の連続!!
今観てもジョンはカッコ可愛い&あの髪型!サラ・コナー作り込んでる体格素晴らしい!そして〜我らがシュワちゃん!!血湧き肉躍る、アクションを畳み掛けるその様は鬼神のごとし!!!とにかく満足な作品をありがとう!!

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ホビット

4.0T2の時代、

2025年5月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

公開時観た時の記憶をアトランダムに。
・炎・・ああカロルコ、マリオカサールランボー印だったっけ。
・審判の日の爆風は絶対、ガメラ2の教科書。
・T1000走りは世界三大走りに入る(1位トムクルーズ)
・溶鉱炉はやはり泣ける。
・イヌも吠えかからないマシーンになれたのに、未来でジョンはターミネーターに暗殺された・・という続編は絶対納得出来ない。
・シュワの扱いに事情が有るんでしょうが、ちょっと人間臭過ぎ。
・ガンズ&ローゼズもここがピークか。
・やはりコマ撮り迄入れてハンドメイドの趣がある第1作の方が好きだ。

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トミー

4.5ターミネーター2

2025年5月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、TV地上波、VOD

泣ける

楽しい

興奮

✐ 前作で結ばれた、サラ・コナーと未来から来たカイル・リースとの間に出来た息子ジョンこそ、未来での機械との戦争で人類を導く指導者だった。そして、機械たちはジョンの暗殺を目論み、再び1994年ロサンゼルスにターミネーターを送り込んでくる。一方、来るべき未来の戦争を知る唯一の人間サラは、狂人扱いされ精神病院へ入れられていた。そんな中、未来から送られてきた2体のターミネーターがジョンに接触する。

✐1作目があったからこそこの2作目の面白さがあり、この2作目があったからこそターミネーターシリーズを大好きになった自分がいるのは間違いない。緊迫感溢れるBGM、色褪せない映像、俳優たちの神演技、どれをとっても最高としか言えないんだよね。中でも、ロバート・パトリックの演技が狂おしいほど好き。あの感情が無の状態で走ったり殺したりしてくるのが尋常じゃないくらい怖いんだよね...。そのT-1000と1作目の敵であるT-800が闘う展開は、いつ観ても熱すぎる。そして、クライマックスはいつも泣かされます。これは不朽の傑作です!

✐リバイバル上映を観終えて思ったのが、やはり自分のオールタイムベスト5には必ず食い込む。若干の思い出補正は入っているかもですが、それでも傑作であることには間違いありません!

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コーイチ

5.0何度観ても色褪せない大傑作!!

2025年5月11日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭15で鑑賞、初見以来何度観ているかわからないぐらい観ています

初見は1991年の初公開時の劇場で、当時中学生でした
大好きな1作目を遥かに凌ぐストーリーの秀逸さ、そして目を見張るVFXやCGの数々に度肝抜かされたのを克明に覚えています

ジェームズ・キャメロン監督は『エイリアン2』(1986)を監督、世界的に絶大な評価をされている1作目に果敢に向き合い2作目を大成功させた人、そして本作も自身の大出世作となった1作目を軽々超える手腕を見せ、これで名監督の名を不動のものとしたと言っても過言ではないでしょう

とにかくグイグイ引き込まれるストーリー展開が面白すぎる、始めから終わりまで途切れることなく見どころが続くローラーコースタームービーの究極形、35年経った今見ても全く古さを感じないのが凄すぎる
4Kソース上映というのもあるとは思いますが、とにかく映像もメチャクチャ綺麗なので尚のこと古さは感じませんでした、ターミネーターを演じるアーノルド・シュワルツェネッガーさんのルックがメチャクチャかっこいいし、目つきもシャープで最高でした

そして伝説の“サムズアップ”のシーンは何度観ても目頭が熱くなる名シーン、35年ぶりに これを劇場の大画面で観られた事に大感激でした

と、文句の付け所のない本作ですが
1つ、1つだけ気に入らない所があります
エンドクレジットで流れるガンズ・アンド・ローゼズの『You Could Be Mine』で完全に気分がぶち壊されます(笑)
作品自体に全然合ってないし、これががなければかんぺきなのに・・・と、毎回とても残念な気分になります

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Jett

5.0何度観ても最高!!

2025年5月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

文句無しに面白いです。
4Kで綺麗だし音響も抜群に良いです!。

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エンジェル・ハート

5.02025年4K版でリバイバル上映

2025年5月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

1991年ロードショーから34年。
何度観ても面白く、いまだに「凄!」と思わせる作品。

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つもろう☆

5.0唯一無二の泣けるSFアクション映画の傑作ですね。

2025年5月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

驚く

「午前十時の映画祭15」ゴールデンウィーク興行はSFアクション映画の金字塔『ターミネーター2』。
グランドシネマサンシャイン池袋さんにて鑑賞。

『ターミネーター2』(1991年/137分)
1984年公開の前作から7年。
遂に待望の続編公開で公開当時は手ぐすねを引いて待っていましたね。

本作の最大の見せ場は新型ターミネーター(T₋1000/演:ロバート・パトリック)の変幻自在な液体金属の表現。すでにジェームス・キャメロン監督の前作『アビス』(1989)で未知の生命体を最新CG技術で表現、驚嘆させられてましたが、本作ではさらにスケールアップ、椅子から転げ落ちそうになりましたね。
まだCGが高額だったため、いままで通りの特殊メイクやアニマトロニクスなどアナログ撮影も併用しながらもシームレス、創意工夫している点も良いです。そして、ここぞという時の高額CG登場ですから、メリハリもあってより強く印象に残りますね。

視覚効果面を語られることが多いですが、キャメロン監督自ら手掛けた脚本も実に良いですね。
前作の伏線をすべて回収しつつ、前作は畏怖の対象だったT₋800(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)が頼もしい味方へと観客誰もが驚いた発想の大転換、そして彼とジョン・コナー(演:エドワード・ファーロング)の心の交流から育まれる親と子に近い絆や、コンピューターと人間の共存共栄可能な未来の示唆などのメッセージも描き、ラストは映画史に残る人間以上に人間らしいサイボーグの悲しい別れを活写。唯一無二の泣けるSFアクション映画の傑作ですね。

改めて観直すと、シリーズとしては本作で完璧に多少の余韻を残しつつ綺麗なかたちで幕を閉じていますね。
以降『3』(2003)、『4』(2009)、『新起動/ジェネシス』(2015)、『ニュー・フェイト』(2019)とサーガが続き、どの作品も公開時にはお祭り気分で楽しましてもらってますが、人気IPの宿命でしょうか、なかなか終結する空気はありませんね。もちろん新作が公開されれば手ぐすねを引いて待ちますが。

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矢萩久登

5.0ジェームズ・キャメロン監督の凄さ

2025年5月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ドキドキ

やはり映画館で観るのはいいなあと感じた。
テレビでは何度も観た作品だが、大スクリーン、大音響、作品への没入感などが断然違う。

ジェームズ・キャメロン監督の凄さを感じました。
現在もアバターシリーズで大ヒットを飛ばし続けていますが絶頂期の作品の一つ。
次から次へと面白いアイデアが湧いて来て、それをしっかり映像に実現する上手さ。
ストーリーもよく練られていて、本当に面白かった。

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koji

5.0何度観ても飽きませんね

2025年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

午前十時の映画祭15で鑑賞。
当時まだ結婚する前の妻と一緒に映画館で観てからもう何度目の鑑賞だろうか⁈

なんとなく次はこのシーン、次はこのセリフと分かっている訳だが、何度観ても最後の👍シーンは泣けてくる。

あっという間の137分、無駄のないカットと無駄のないセリフは自然と物語の中へ誘ってくれる。

私が忘れていただけかも知れないが今日も新しい発見がある、何度観ても飽きない映画だ。

私の中で最も大切な映画のひとつである。

また当分テーマ音楽が脳内再生することだろう。
それもまた心地良いものだ。

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マカロニ

4.0AIが急成長する今だからこそ見てほしい映画

2025年3月24日
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猿の惑星から始まり、タワーリング・インフェルノ、アウトブレイクに並ぶ、人類への警鐘的作品。AIが世界を席巻しつつある今だからこそ、スカイネットを生み出さないように心がけなければならないと思うのだが…

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アヤックス

4.0何度観ても面白い! 久しぶりに観て感じたのが「結構エゲつない描写が...

2025年2月23日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

何度観ても面白い!

久しぶりに観て感じたのが「結構エゲつない描写が多い」というところだった。
T-800やT-1000が攻撃する際の描写ね。
ベタながら機械と人間が友情を育むのは良かった。

あとは終わり方が「この映画の終わり、こんな感じだったんだー」と新鮮でした。

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ノリ

5.0男のロマンが詰め込まれた名作

2025年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

単純

興奮

ソードオフ マッチョ ハーレー 革ジャン グラサン
男なら嫌いな人はいないって組み合わせ
ジョンとt800の友情(?)も見どころの一つ

敵のt1000もかなりのイカす奴でなかなかどうして応援してしまう

Ill be back👍

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ハイマ―ディンガー

3.5一生分の銃声聞けるよ映画NO1

2024年12月30日
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敵のキャラデザがたまんない!
サロンパスのcmのいとこかな?

体の一部を変形させたり、液体がウニュウニュ集まって復活したり、こいつがヴィランの定番を作ったんだな
ターミネーターは銃が効かないってのに2時間銃撃戦だった
一生分の銃声を聞いた

ラストの有名なシーンが思ったよりシュール
膝からゆっくり溶岩に浸かっていった
風呂入るおっさん

1でターミネーターの設定を説明し切れたからこそ2が傑作になったんだ!

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真平

5.0シュワルツェネッガーが良い役

2024年12月13日
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鑑賞方法:TV地上波

今作から、ターミネーター登場の時に球状のバリアみたいのが出てきたのかな。
ターミネーターT800とT101はどういう関係、正式には101?
前作から7年(84年から91年)でCGの技術がだいぶ進んだ。
片眼むき出しになってもシュワルツェネッガーの素顔。これは特殊メイクの技術なのかな。

ジョンはだいぶやな奴だが、ヒーローになるのかな。

ダイソンが死んで、ターミネーターの残っていた腕とチップがなくなったのに、未来は変わらないのか。

見ごたえは今作が最高かな。
今作は何度もみたな。

午後ロード録画視聴にて。

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myzkk

5.0シュワちゃーん😭

2024年11月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

興奮

あの少年がイケメンで有名な… 確かに綺麗な顔しちょる。
またシュワちゃん前作みたいに殺しに来るんかと思いきや、今度は守りに来たんかい!!でも今回の敵強すぎるんよ😭そしてサラの風貌が…マッチョに…鍛えたんやろなぁ…かっこええなぁ… 面白かったかったけど、最後のシーンは切なかったのぉ…

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まるちゃん

5.0観たことないはもったいない!

2024年11月12日
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泣ける

楽しい

興奮

観たことないはもったいない!
今になっても色褪せない名作はこれしかない!

CGがまだできてまもない頃につくられたとは思えない名作で、監督の努力がよく見える

今の映画でも越せないレベルですね

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Mr.MovieMan

2024(令6)9/3(火)、名作らしいので再鑑賞。それぞれの ”ダダン” 🎶 。 アホレビュー。

2024年10月6日
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鑑賞方法:映画館

なんか、これぞ名作っていうレビューをたまに見かけるし、ナゼか全国リバイバル上映してたので再鑑賞。
何をもって名作とするかは各自の判断によるから名作かどうかは置くとして、普通にスゲー面白い。

僕にとってターミネーター2といえば、 「T-1000が不気味で最凶、 ラストの○○○ア○○、 ジョン・コナーが悪ガキ、 サラ・コナーはカッコイイ 」 だったのだが、それに最近 ”ダダン 🎶” が加わった。

最初に言っとくと ”ダダン” の正解は、「ダダン ダン ダダン」である。多くのレビュアーがそう書いてるし、今回の再観賞でも確認した。なので、これが公式ダダンと言ってもイイだろう。
”ダ”を”デ”に置き換えた 「デデン デン デデン」でもOKだし、ひらがなの ”だ” or ”で” もOKだと思う。

僕的には、「ダダダダ ダッダダ~ン」 か、「ダンダン ダッダダ~ン」 なのだが、観賞時に実際に聞いてみて確認すると、 「ダダン ダン ダダン」 だったので、これが正解だと認めざるを得ない (チキショー)

このあと、チャララ~ チャララ~ と続くのだが、公式チャララ~は特に存在しないと思われる。

なんちゅうアホなレビューじゃ、おしまい ┐(´~`;)┌

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マサヒロ

4.0液体金属ロボットを考え付いた人は偉い

2024年9月3日
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鑑賞方法:映画館

液体金属ロボットのコンセプトはスゴイんだけど、それと同時に、そのコンセプトをただのアイデアに終わらせず、高度なエンタメとして具象化しているジェームス・キャメロンの手腕もスゴイ。

ロボットバトルだけでなく、カーアクションとしても大迫力で、再上映を機に劇場の大画面で見れてよかった。

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CR7

4.5ターミネーターVSターミネーター

2024年9月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

未来の機械対人類の戦争で人類側のリーダーとなるジョンを殺そうと未来からやってくる新型ターミネーターT-1000と、それを阻止する為に未来のジョンが送った旧型ターミネーターT-800の戦い。
たった1体で圧倒的な強さのT-1000。
ダースベイダー、ジョーカー、スタンと並ぶカッコ良く恐ろしいヴィラン!
そして同じくらいカッコいい元ヴィランのT-800!!

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Kei6

5.02024年現在、33年経った今こそ観たい名作

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

映画を沢山見る人ならわかると思うのですが、世の中には面白い映画が多いです。しかしその“面白さ”の程度ってマチマチですよね?
例えば「思ったより面白い」だったり「どちらかと言えば面白い」だったり、「前に観たアレよりは面白い」や「俺は好き」、あげくは「まぁ…面白かったんじゃない?」という程度の“面白さ”もあると思うのです。しかしそんな有象無象の面白さなど軽く消し飛ばしてしまう強靭な面白さを持った作品は確かにありますよね?その映画の前ではそんな有象無象の面白さを必死に吟味していたのがアホらしくなるほど強力な面白さなのです。
しかしそんな強靭な面白さを持った作品は危険です。その作品を基準にして他の作品を判断しようとすると、ほとんどの作品は見劣りして、詰まらなくなってしまい、もう映画はいいや…となる危険性を孕んでいます。(実際私もそんな感じで映画を見なくなった時期がありました)そして本作もそんな危険を孕む強靭な面白さを持つ映画の一つです。

今回は私の家から一番行きやすい場所にある劇場で何故かリバイバル上映されていたので観てきました。私は人混みが苦手なので劇場へ行くときはなるべく遅い時間帯の上映回へ行きます。そのせいもあり?最近見てきた映画は自分のお望み通りではあるものの、あまりのスカスカぶりに逆に淋しさを感じる程でした。ところが本作はどうでしょう。もともと日に1回しか上映されないせいもあるのか、えらい盛況ぶりです。これが33年前の映画の入りかよ?という程の客入りです。この映画がいかに多くの人の心を掴んだのかを目の当たりにさせられます。

上映中に同じ列の人が泣いている気配が感じられます。普段は気が散る原因にもなる他のお客さんのリアクションですが、私も泣いてます。映画の場面はあの悲壮感を湛えたテーマ曲が流れるオープニングです……いや、やっぱ泣くよね!?ここ泣くよね!?

本来なら子供たちのハツラツとした声で溢れ、平和を絵に描いたような光景であろう公園が炎に包まれています。もちろんこのイメージはサラ・コナーが劇中に見る悪夢と繋がっている訳ですが、ありとあらゆる遊具が炎上する様を映しながらゆっくり横へ流れていくカメラワーク。そしてテーマ曲がクライマックスに向かうのに合わせて炎の中に浮かび上がるターミネーターの顔面。鏡面状の表層に燃え盛る炎を冷たく反射しているのです。
このオープニングだけで未来の人類に訪れた悲劇の大きさと過酷な運命を感じさせ、これから始まる人類の命運を掛けた戦いに対する緊張感を程よく高めてくれます。そして何よりシュワちゃん演じるサイボーグ101型にまた映画館で会えるんだ!という期待感に胸が一杯になるのです。
こんな感じで初っ端からやや暴走気味の高揚感に包まれ、歴史的名作を劇場の巨大スクリーンと大音響で堪能してきたのです。

今さらこの作品の物語だとか世界観だとか、キャラクターだとかを私が語ったところで仕方がない気がします。これまでも散々語られてきたでしょうし、その語られてきた事と私の感想もたぶん大した違いはありません。
しかし、確固たる実体(骨格)を持った旧型のT‐800と、姿形を自在に変えられる最新型のT‐1000という対決構造はその後のハリウッド娯楽大作の特殊効果の主役がCGへ変遷していく事を象徴しているかのような感慨がありますし、分厚い体のシュワちゃんとスラリとしたロバート・パトリックの対比もアクションスターのスリム化を予見させるのです。(実際長い映画の歴史を見ればシュワちゃん、スタローン時代の方が特殊なのですが…)そして何よりこの映画のアクションシーンの見やすさと言ったらありません。何がドウなったからコウなったという画面の中で起きた事象が本当に把握しやすのです。

映画序盤の用水路を逃げるジョン・コナーのバイクと追跡するT‐1000のクレーン車。シュワちゃんは用水路より少し高い位置にある側道をバイクを走らせて二人を追跡しています。チェイスする三人のそれぞれの位置関係がちゃんと把握できます。
ジョン・コナーが走っていく先にある段差や障害物(廃車やカート)を確認できるカットがあり、それらを物ともせず蹴散らして追跡してくるクレーン車のカットへテンポよく繋がっていきます。

シュワちゃんが懐から銃を取り出し、先ずはクレーン車ではなく、前方に向かって発砲。
カットが変わり側道の出入口を施錠している鎖が弾け飛びます。
追跡を続行し、側道からクレーン車を銃撃するシュワちゃん。ここで例の銃を1回転させてのリロードが劇中で初披露されます。片腕はバイクのアクセルを回して塞がっているのでこのリロード方法なのです。
銃撃に気づくT‐1000。しかしジョンの追跡に専念します。ジョンのバイクが陸橋をくぐります。そのまま陸橋に突っ込むクレーン車。運転席の上半分が剥がれ落ちます。振り返るジョン。ホンの一瞬の間の後、上体を起こし再び運転席に現れるT‐1000。追跡は続きます。
いよいよジョンに追いつき、バイクを小突きだすクレーン車。そこへついにシュワちゃんのバイクが側道から用水路へダイブしてきます。スローで着地した際に飛び散る火花が完璧です。
後ろからシュワちゃんのバイクが迫っている事に気づくT‐1000。クレーン車を蛇行させて前に行かれるのを防ぎます。しかし機動力と加速力に勝るバイクはクレーン車を躱し前方へ。すかさずジョンをピックアップし、クレーン車のタイヤ目掛けて発砲。
コントロールを失ったクレーン車はそのまま支柱付きの陸橋に激突。燃料タンクからガソリンが漏れ出したところにイグニッションが火花を噴いて爆発炎上。爆炎の中に動く影を警戒して銃を構えるシュワちゃん。…出てきたのが炎上したタイヤである事を確認し、その場を走り去ります。
二人が去った後、炎の中から姿を現すT‐1000。銀色のメタリックな表層が徐々にロバート・パトリックの姿へと戻っていきます―。

と、一連のアクションシーンの中で登場人物の置かれた状況やその行動の意図や駆け引きがちゃんと映像により説明されており、こんな下手な文字起こしをするまでもなく映画を見れば何がドウなったからコウなったという事がすんなり理解できるのです。
また連続した動きの中でも絶妙な間やスローモーションを加えてシーンに心地の良いリズムを演出しています。なので先の展開が分かっていても、何度でも盛り上がれるのです。これは音楽を聞く感じと似ていると思います。

他にもサラ・コナーのアクションで、相手の顔目掛けて鍵束を放り、思わず掴もうと手を上げた相手のガラ空きとなった胴へ攻撃や物陰に隠れたまま天井目掛けて発砲し、銃声に相手が怯んだ隙に移動する。というような、実際有効かはわからないけど妙に説得力のある動きなど、この映画の中で描かれるアクションは理にかなっているように見えます。
確かに理屈なんか関係なく盛り上がれる映画って私にもあるのですが、この映画の場合はその妙な理屈っぽさや律義さに荒唐無稽な話にどうリアリティを持ってもらうかという作り手の拘りのようなものを見て、その職人気質に感動するのです。決して派手なドンパチを見せるだけの大味なアクションではないのです。

「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」(18年)というシリーズがあります。ユーネクストで配信されていますのでそれ系が好きな方は是非見て欲しいのですが、キャメロンがホストとして、スピルバーグやルーカス、リドリー・スコット、クリストファー・ノーランなどと対談してSF映画が何を描いてきたのか、その歴史を交えて紹介する番組です。(対談よりも関係者のコメントシーンの方が多い構成ですが…)
全6回のうち第5回の「知能を持った機械」がテーマの回でシュワちゃんとキャメロンの対談の模様が見られます。当然ターミネーターシリーズの話なのですが、シュワちゃんと話している時のキャメロンはどことなくウキウキしています。明らかにリドリー・スコットと話している時とは様子が違い、目の輝きが子供の様です。シュワちゃんの方が年上という事もあるのでしょうが、キャメロンも我々と同じようにシュワちゃんの中に懐の深い包容力と父性を感じているのだろう事が伺えます。だからこそ本作のシュワちゃんはあのように描かれたのだろうなと感じさせるのです。

「Stay here, I'll be back」のセリフと共に催涙弾の煙に消えていくシュワちゃん。格好良いものは常に煙を纏っているのです―。

どれ位の規模で今回のリバイバルが行われているかは知りませんが、お近くの劇場で上映されているのならこの機会にもう一度この映画を観てみてください。33年の時を経ても尚、その強靭な面白しろさが不変であることを確認できること請け合いです。
そして何より、ドローン兵器が戦果を挙げ、世界の各社がAI開発競争を進めている現実社会の様子から、いよいよ審判の日も近いなと感じさせる昨今、この映画の描いた物語は再び注目されるべきものだと感じるのです。

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