「B級だったシュワちゃんとキャメロンの出世作」ターミネーター Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
B級だったシュワちゃんとキャメロンの出世作
総合:90点
ストーリー: 80
キャスト: 95
演出: 95
ビジュアル: 80
音楽: 75
元々はB級映画俳優・監督に過ぎなかったシュワちゃんとキャメロンが作ったわずか640万ドルの低予算B級映画が、超がつくほどのA級映画に化けて二人の出世作となった。事情を知らなければ、これがそんなB級映画とは思えない質の高さである。
とにかくシュワちゃんの存在感が圧倒的。殺しても殺しても死なないしつこいシュワちゃんは機械で作られた殺人者。何をしてもどこに逃げても追いかけてくる。助けを呼ぼうにも未来からやってきた殺人機械など誰も信じてはくれない。そして信じたときにはもう遅い。
こんなのが自分を殺そうといつまでもどこまでも諦めることなく追いかけてきたら、それはそれはもう怖いのである。その追い詰められる心理や活劇を堪能できる優秀な娯楽作品である。
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