劇場公開日 1985年5月25日

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「鑑賞当時の記憶が鮮明に残っている」ターミネーター ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0鑑賞当時の記憶が鮮明に残っている

2023年11月27日
PCから投稿

楽しい

興奮

T2人気はもちろん根強いですが、私にとってターミネーターと言えばこれ。シュワルツェネッガーがあの体で不死身で襲ってくるから怖いんです!

同級生のしょうちゃんと二人でなんかいい映画無いかねーとたまたま観に行った映画館で、もう始まっちゃってるけどとりあえず中に入ろっか(当時は白い目で見られますけどフリーアクセス)と上映している館内に入っていくと、ちょうどスカイネット社との未来での戦争シーンだった。

メカオタクの我々は、うわかっこええ!と一瞬で虜になり、その後のターミネーターとの壮絶なバトルに魅入り、サラ・コナーの積極プレイにエロ心を刺激され、と終わる頃にはもう、こりゃーすげぇ映画やな!と最初から観直すことを決意。
当時は入れ替えなどなく、ちょっと休憩挟んで次々上映していくので、時間が許せば二回、三回と観ることが許される(かどうかは定かではないが物理的には可能)まさに映画好きのパラダイスやー!だった。

さて、80年代映画でもう一つ欠かせないシステム、それが、同時上映ってヤツなのだ。
これが時々素晴らしい映画に出くわす反面、ハズレ映画が同時上映だともう苦痛この上ない。一番の大当たりは、マッド・マックス サンダードームの同時上映のポリス・アカデミー。なんならサンダードームよりオモロかった。

ではターミネーターの同時上映はなんだったか?これが、ウーマン・イン・レッドというおっさん主役ラブコメディ。しかも上映時間が9時~11時、むむむ…修行のような2時間だった(どんな映画かは後ほどレビュー上げときます)。

しょうちゃんと般若のような顔をしつつなんとか難敵を乗り切り、いざ本作へ。
…パーフェクトやん。世界観、各キャラクターのキャラ立ち、ストーリーの伏線回収までもうケチのつけよう無し。一部予算の都合でチープさが隠し切れない部分はもちろんあるけど、そんなん世界にどっぷり浸かったら関係なしなし!足りんところは脳内補完じゃ。

そしてシュワルツェネッガー。本作の大ヒットの一番の要素は彼だと思う。
演技へたくそ俳優と揶揄されつつ、まあロボット的な感じやったらセリフべらべらいらんし、でもその肉体の説得力たるや。こんなん来たら絶対負けるやん!の存在こそが物語の成功のキーだったのだと思います。

今観たら絶対ちゃちいなーって思う。だけど、当時の大興奮(積極プレイだけで興奮したわけではない)が忘れられない一作。

ハルクマール
R41さんのコメント
2024年3月31日

レンタルビデオ屋が次々と登場するという社会的変化が起き、このターミネーターのビデオが何週間も「レンタル中」になっていたことを思い出します。
デストピアを連想させるノストラダムス予言、これらの興味がこの作品に集中したのだと思います。
そしてそこには希望の種も。
その後続々と登場した地球規模の終焉を描いた映画は、この作品に便乗したとも言えるかもしれません。

R41
野球十兵衛、さんのコメント
2023年12月3日

ありました!ありました!
入れ替え無しの同時上映ありって。
私のフェイバリット作品の『ニューヨーク1977』も『ハウリング』と同時上映でした。しかも『ハウリング』の方がメインっぽかったんですよね。
悪のターミネーターもいいんですよね。シュワちゃんは渋ったらしいけれど。

野球十兵衛、