「シュワちゃんだったからこその魅力!」ターミネーター しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
シュワちゃんだったからこその魅力!
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"木曜洋画劇場" で鑑賞(デジタル・リマスター版)。
冒頭、真っ裸のターミネーターがタイムスリップしてくるやいなやチンピラたちに「服を脱げ」と迫り、血祭に揚げるところから一気に魅せられた。
笑いが入っているからこそ、ターミネーターの残酷さが浮き彫りになる上手い導入だ。このシーンでターミネーターがどんなヤツなのか分かる。
もし、アーノルド・シュワルツェネッガーがターミネーターを演じていなければ、ここまでシンボリックなキャラクターになり得なかっただろう。
肉体美はもちろんのこと、固さの残る演技がターミネーターの機械的な雰囲気にぴたりとハマっている。奇跡的なシンクロの齎した結果に相違なく、運命的なものを感じた(当初シュワちゃんがカイル・リース役をオファーされていたのは有名だ)。
サラ・コナーを巡るカイル・リースとターミネーターの攻防は、息も吐かせぬ迫力のアクションに、殺人機械に生身の人間が立ち向かうスリルが加わって「いったいどうすれば倒せるのか?」と終始ハラハラ・ドキドキが止まらない。
抵抗軍のリーダーを生まれる前に抹殺すると云う題目がとても斬新で、初めて観た時は度肝を抜かれた。他にも、サラとカイルの未来へ繋がるラブシーン(茶の間が気まずくなった)など、タイムトラベルを上手く使ったストーリーが抜群に面白くて、なるほどと手を打つ脚本に唸った。
[鑑賞記録]
2003/05/29:木曜洋画劇場(デジタル・リマスター版)
2004/12/16:木曜洋画劇場(デジタル・リマスター版)
2025/11/08:BS12「土曜洋画劇場」(字幕)
*修正(2025/11/08)
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