「あんまり曲を知ってると白けると痛感した」ダーティハリー5 はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)
あんまり曲を知ってると白けると痛感した
このシリーズでは自分は「1」「2」「4」を気に入っているのですが、この際もう一度気に入らなかった「3」「5」も観ようと思いブルーレイ(吹替で鑑賞)でレンタルしました。
若きリーアム・ニーソンも観れて得した気分。
「4」より5年ぶりの作品ということで、一匹狼ぶりが残ってるのか再確認したかった。
映画は、近ごろ問題となっている「煽り運転」以上の形でスタート!上司の忖度に嫌味たっぷりなハリー節は健在だった。こうでなきゃね! ...と思ってたら、ガンズ・アンド・ローゼズの曲がしばらく流れてからリーアム・ニーソン登場。つまんねぇ~。。。いくら世界的にメタルが流行ってた時期とはいえ曲が長い。ジム・キャリーがアクセルですか、これじゃコメディになってしまう。まさか実話の部分があったりする?ガンズのファン怒るぞ等々思ってしまった。
「いま何やってようが知るかよ!あいつとは仕事だけの付き合いだ」とハリーに負けないリーアム・ニーソンの考え方も似てて良かった。
(気になった言葉)
有名人が1人死ぬと3人死ぬ → そうかもね。何か繋がりありそう闇部分。
カメラを壊されたマスコミ女は、色気出しながら「あれは私が悪かったの」とハリーを食事に誘う。アバ〇レだぜ、こんな奴!
→ まぁ、いつの時代も見返り美人にはご用心
この女子アナ(ジャーナリスト?)と協力してからは、何と「俺が犯人だ! 」と言う厄介男が現れる。こういう人ってホント迷惑ですよね。TVに出れる自己顕示欲。今のYouTubeしっかり規制しないと責任転嫁されちゃうぞ。
その後、爆弾付ラジコンでリスト者を殺したはいいが、犯人の冷静さは徐々に失なわれていく。ハリーはリーアム・ニーソンを犯人と思ってないことに気付いてたからね。計算違い。だが、ハリーを最後に殺すことが目標であるため、意地でも実行すべく犯行を続ける。
しばらくラジコン犯行が続きますが結構スリルありました。同時に街の景色を満喫できるのもいい点です。
そして「やった取材できる!」とマジで喜んでるようじゃ単なる美人で好奇心旺盛な人の落とし穴。美人だからって何でも思う通りにいくわけではないぞ。さすがハリー。
後半ようやく真犯人の顔がわかるが・・・またガンズ!? つまんねぇ~。中盤良かったのに一気に観る気が失せていく。だって勝つのはわかってる映画なんだから。。。あと少しで終わるし、我慢して最後まで観てました。
あんまり曲を知ってると白けると痛感した。いっそエンドクレジット中フルバージョンで流してもいいですよ(苦笑)
ラストはあまりに地味でした。
全部観た自分へのご褒美も兼ね★は3つにします。面白い場面もありましたから。
1~5全話を通して言えるのは、ハリーのように相手より1枚上手の会話ができ、本音で突き返して文句を言わせない...そんな存在に憧れを持っていたことです。理解してる人には優しい。私もそうなりたいですよ。決して出世はしないし賛否両論の生き方でしょうが何より「自由」がある。気を使った発言なんて忖度ですから後々ストレスになる。たとえ評価されたってね。そんな小さな事に惑わされず突き抜けた力を持つハリー。今作がシリーズ最後ですが「言いたいこと言いやがってクソッ! でもアイツがいないと困る」という部分は一貫していたのが良かったです。5作目ともなると、だんだん性格丸くなってしまうのかと思ったけど、何よりハリー節が好きだった自分には、映画の出来が悪くても「今回もハリー、名言を吐いてくれよ」という楽しみがありました。
私の好きな順位を...
パート2.1.4.5.3 の順でした。これにて当分観ることはないでしょう。