劇場公開日 1988年9月23日

「【”Welcome to the horror film jungle!" 進行性精神障碍者の操る殺人ミニカーとのカーチェイスはハラハラ。ダーティ・ハリーシリーズの掉尾を飾る作品。】」ダーティハリー5 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”Welcome to the horror film jungle!" 進行性精神障碍者の操る殺人ミニカーとのカーチェイスはハラハラ。ダーティ・ハリーシリーズの掉尾を飾る作品。】

2022年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー TVリポーター、サム・ウォーカーを演じるのはパトリシア・クラークソン。犯人と疑われたホラー映画監督に若き、リーアム・ニーソン。このキャスティングだけでも嬉しい。
  爆薬を積んだリモコン・カーに追われるカーチェイス、ハリーが最後に真犯人を仕留める武器など、アイデアも新鮮である。

◆感想 <Caution! 内容に触れています。>

 ・死亡予想ゲームをしていたホラー映画監督ピーター・スワン。(リーアム・ニーソン)
 そして、そのリストに名のあった有名人の度重なる死。
 - けれどねえ、リーアム・ニーソンでしょう?犯人ではないよね。
   (私、リーアム・ニーソンのファンなんです。後年の作品は全部劇場で観ています。)
   ポニーテールの若きリーアム・ニーソンの姿が、可なり嬉しい。ー

 ・女性リポーター・サマンサを演じたパトリシア・クラークソンも良い。
 - 彼女が、被害を受けた人の撮影をしている時にハリー・キャラハンが言い放った言葉。
   ”他人の哀しみを撮るな!”
   そして、TVカメラを放り投げる。
   今作でも、クリント・イーストウッドの弱者の側に立った言動、行動は変わらない。
   だから、このシリーズは万民に愛されたのである。(断言する。) -

 ・彼の相棒、中国系のカンフーの達人、クワン刑事も良い。
 - ハリー・キャラハンの相棒で、死ななかったのは彼だけではなかったか・・。-

 ・自分が、ホラー映画監督ピーター・スワンと思い込んでいる、進行性精神障碍者の操る殺人ミニカーとハリー・キャラハンが運転する車とのカーチィエスは、ハラハラします。

<物語としてはシンプルだが、ダーティ・ハリーシリーズの掉尾を飾る作品。面白き哉。>

NOBU