「【”自分を犠牲にして、他人の為に立ち上がる人。”今作は王道の青春恋愛ダンス&若き女性のグロウンアップ映画であり、ラストのダンスシーンは多幸感溢れる作品である。】」ダーティ・ダンシング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”自分を犠牲にして、他人の為に立ち上がる人。”今作は王道の青春恋愛ダンス&若き女性のグロウンアップ映画であり、ラストのダンスシーンは多幸感溢れる作品である。】
ー 最初に。
私は、今作の映画名は知ってはいたが、勝手に『ダーティ・ダンシング』と言うタイトルを曲解していた。イカンナア・・。-
■1963年夏。米国の富裕層であり医師でもある父マックス(ジャック・ウェストン)と母と共に避暑地にやってきた17歳の少女、愛称”ベイビー”(ジェニファー・グレイ)は、雇われダンスインストラクターのジョニー(パトリック・スウェイジ)と出会い、彼の情熱的な踊りを見て恋に落ちる。
上流階級のお嬢様育ちだった彼女は、ジョニーの踊りの相方であるペニー(シンシア・ローズ)の妊娠を切っ掛けに、ジョニーの踊りの相方になり、ダンスへの情熱に目覚めていくのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作の登場人物は、ペニーを妊娠させても知らんふりをしているロビー位しか、悪い奴がいない。ジョニーが窃盗犯と疑われた避暑地で盗みを繰り返していた夫妻もカナ。
・今更、私が書くのも何であるが、今作の魅力は雇われダンサーのジョニーを演じたパトリック・スウェイジの、漢気ある姿と、彼に惹かれ且つダンスの魅力の虜になって行く”ベイビー”(ジェニファー・グレイ)の、初々しい姿であろう。
・二人がダンスパートナーになり、湖で何度もリフトの練習をするシーンや、ジョニーが医師でもある”ベイビー”の父マックスから、ペニーを妊娠させた相手と誤解されても言い訳せずに”そう見えますよね・・。”と言い立ち去る姿。漢だなあ。
■矢張り圧巻は、ラストのジョニーと”ベイビー”のダンスシーンである。夏の最後のショーにダンスインストラクターを首になったジョニーが会場に入って来て、”ベイビー”の手を取り、共にステージに上がり皆の前で”彼女は自分を犠牲にして、他人の為に立ち上がる人です。”と言い、初めて彼女の本名フランシスと呼ぶのである。
そして、二人は楽曲(有名な曲らしいのだが、年代的に知らない・・。知っていたらもっと高得点になると思うよ。)に乗せて、踊り、最後は見事にリフトを成功させるのである。
その姿を見た会場の多くの男女は、共に踊り出すのである。
<今作は王道の青春恋愛ダンス&若き女性のグロウンアップ映画であり、ラストのダンスシーンは多幸感溢れる作品である。>
