「元ネタ初鑑賞」ソイレント・グリーン cysteineさんの映画レビュー(感想・評価)
元ネタ初鑑賞
ゲームのゼノギアス、映画だとクラウド・アトラスでもオマージュされてた例のアレ
作品名は知ってましたが、今回のリマスター版上映で初めてちゃんと観ました
まぁ、初代猿の惑星とか、オリエント急行殺人事件とか観た時もそうでしたが、
作品の一番肝心かなめの部分のオチがあまりに有名でネタバレ知れ渡っちゃってると、
どうしてもそこを観た時のインパクトは薄らいじゃいますよね
特に最初に挙げた後発の二作品(ゼノギ、クラアト)の方が「加工」の描写がより直接的でグロ強めだっただけに、
そっち先に知ってると、元ネタの方は案外あっさり風味で拍子抜け……というのが正直なところ
とはいえ、半世紀前の時点から描かれた2022年のディストピアな未来予想図を、
実際にそれを追い越した2024年の現実と比較しながら観る、という観方ができるのも今だからこそですね
幸いにも現実はこの映画ほど悲惨な事にはならずに済みましたが、
それでも一部の富裕層と一般人との間の格差と分断などは、ある意味正確な予想でもあるのがまた興味深いですし、
「家具」扱いで飼われる女性たちなど、現代視点から見ても斬新に思える設定や世界観には引き込まれるものがありました
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