「原題とストーリの距離間を楽しむ」セント・オブ・ウーマン 夢の香り Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
原題とストーリの距離間を楽しむ
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原題はロマンチックでB級恋愛ものを思わせるが、内容は骨太。女性の香りを言い当てる中佐の嗅覚は鋭く素敵だ。
まるで目が見えるように、タンゴを踊り、ハンドルを握るアル・パシーノの演技はさすが。数分間も瞬きしていない、これだけでも立派と思う。圧巻のラスト近くの演説シーンは心に残る、忖度や気遣いまるけの日本の官僚たちを思い、溜飲を下げたのは学生たちだけでもないはず。そんなこんなで、彼自身が生を選び、表情が和らぐラストは良いねえ。
タンゴの女性はなんと若き日の「フィオナ」。なるほど、この時分から魅力的な美貌とスタイルだったんだな。
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