「ドタバタ・スパイアクション」0061 北京より愛をこめて!? odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタ・スパイアクション
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テーマ曲はジェームズボンドのテーマだし、アバンタイトル入れやタイトルバックのアニメまでそっくり真似ていました、ミス・マネーペニー風秘書やQ相当の秘密兵器担当も出てきましたね。ただ、秘密兵器と言っても肝心のボンドカーは出てきませんし暗闇で使えない懐中電灯、シェーバーやドライヤーと小道具はナンセンスなものばかり、主人公は一応マティーニ好きのようですが闘う武器は刃物ばかりの肉職人という設定。 ただ、普通に考えれば包丁で飛び道具の銃に勝てるわけがないでしょうに・・。
007シリーズは世界的ヒット作なので本家以外にも「007は三度死ぬ(ブルガリア)」や「女王陛下の草刈正雄(日本)」ほか各国でパロディ版が映画化されていますし、本作も香港版のスパイアクション・コメディ。邦題は「ロシアより愛をこめて」のパクリだろうが中身からみれば「黄金銃を持つ男」かな。
007のファンとしては、これ程、ひどいパロディ化は少々腹が立つほど、早々に黒幕暴露でミステリー感は希薄だし殆どが下劣な笑いや残虐な血まみれシーン、無意味なセリフに閉口の連続、唯一感心したのは劇中の主人公の敵の屋敷でのピアノの弾き語りシーンくらいでした。
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