青春の形見

劇場公開日:

解説

60年代から70年代初期にかけてイタリアの地方都市で青春を送った著者たちのさすらいを描く。製作はドメニコ・プロカッチ、監督・脚本は本作が長編第一作にあたるジュゼッペ・ピッチォーニ、共同脚本はマウラ・ヌッチェテッリ、撮影はアレッシオ・ジェルシーニ、音楽はレーレ・マルキテッリとダニーロ・レアが担当。出演はロベルト・デ・フランチェスコ、セルジオ・ルビーニほか。

1987年製作/イタリア
原題または英題:Il Grande Blek
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:1989年2月25日

ストーリー

イタリアの地方都市アスコーリ・ピチェーノ。今まさに街を出ようと早朝のホームでひとり佇むユーリ(ロベルト・デ・フランチェスコ)の心の中に、この街で暮らした20年間の思い出が甦ってくる--。温かな彼の少年時代は、出かせぎに出た父が母を捨てたことで幕を閉じる。高校生になり、悪友ラッツォ(セルジオ・ルビーニ)の昔の恋人に心惹かれたり、の生活を送るユーリは、同級生のアントニオ(ダリオ・パリジーニ)と親しくなり、次第に学生運動に目覚めてゆく。ある時ユーリは、兄マルコ(リカルド・デ・トレブルーナ)のかつての恋人ラウラ(フランチェスカ・ネーリ)と偶然出会い、仮装カーニバルの夜、二人は結ばれる。一方、他人の女に手を出したラッツォはカーニバル会場から追い出され、酔っ払い運転をして交通事故で死んでしまう……。そしてユーリは今、どこかにある真実の自分の人生を求めて旅立つのだった。

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