劇場公開日 2016年12月17日

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「魔法のようなラストシーン」スモーク トニーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5魔法のようなラストシーン

2024年12月15日
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私は39歳男、初めて見ましたがラストシーン後に立ち上がれないくらい号泣しました。

冒頭から粗暴な雰囲気を漂わせるハーベイ・カイテルの姿になんかパルプ・フィクションを感じてしまった。

その後、清廉潔白とは言えないようなエピソードと会話のやり取りが続くのに何故かほっこりして少し笑えて、会話の内容はどこか詩的なところもあり、ずっと目が離せない。

そんな感じで良い映画だなあと思ってるところに、ハーベイ・カイテルがウィリアム・ハートに語り出すストーリー。これも清廉潔白とは言えないエピソードながら、すごく良いことしてるなと感じてしまう不思議。

そしてラストシーン、ハーベイ・カイテルのストーリーが映像化されていくのだが、これが老婆役の絶妙さも相まって涙が止まらなかった。

大傑作。

トニー