スパイ・ハード
劇場公開日:1996年6月8日
解説
世界一おマヌケなスパイの珍無類の活躍を描いたコメディ。「裸の銃を持つ男」シリーズのレスリー・ニールセンがエグゼクティヴ・プロデューサーと主演を務め、今回も下ネタ満載のギャグや、「007」「ザ・シークレット・サービス」「クリフハンガー」「スピード」「天使にラブ・ソングを…」など無数に散りばめられた映画パロディの数々が見もの。監督・脚本・製作はTV界出身で、ビデオ作品『レスリー・ニールセンの勝つためのゴルフ』も演出したリック・フリードバーグ。ジェイソン・フリードバーグとアーロン・セルツァーの原案を、彼らとフリードバーグ、そして「ケンタッキー・フライド・ムービー」のディック・チャドナウの4人で脚色。製作は、監督と『ドライブ・アカデミー/全員免停』(V)のダグ・ドレイツィン、「ジャックナイフ」のジェフリー・コンヴィッツの3人。エクゼクティヴ・プロデューサーは、ニールセンと「クロウ 飛翔伝説」のロバート・L・ローゼン。撮影は「モータル・コンバット」のジョン・R・レオネッティ、音楽は「ベスト・キッド4」のビル・コンティがスコアを書き、パロディ音楽の第一人者アル・ヤンコビックが主題歌を歌い、タイトル・バックにも出演。美術は「ストリートファイター」のウィリアム・クレーバー、編集は「D2 マイティ・ダック」のエリック・シアーズ、衣裳は「シャイアント・ベビー」のトム・ブロンソン。共演は「シュア・シング」のニコレット・シェリダン、「未来は今」のチャールズ・ダーニング、「迷子の大人たち」のマーシャ・ゲイ・ハーデン、ほか。プロレスラーのハルク・ホーガン、「ベスト・キッド」のパット・モリタなどがカメオ出演している。
1996年製作/アメリカ
原題または英題:Spy Hard
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1996年6月8日
ストーリー
世界制覇を企む悪の権化、ランカー将軍(アンディ・グリフィス)があらゆる防衛システムをコントロールできるミサイルを開発した。その秘密を嗅ぎつけた女性エージェントのバーバラ(ステファニー・ロマノフ)を人質にとり、先端に彼女を括りつけて36時間以内に発射すると情報局に脅しをかけてきた。15年前、世界でも有数のスパイ、ディック・スティール(レスリー・ニールセン)に爆弾で両腕を吹き飛ばされた将軍は、彼への復讐の機会を伺っていた。そして、バーバラは15年前のあの任務の時、断崖絶壁から転落死したスティールの同僚で妻だったヴィクトリア(ステファニー・ロマノフ=二役)と彼の間に生まれた娘だった。引退していたスティールは長官(チャールズ・ダーニング)の要請で任務に復帰すると、バーバラが探っていたロサンゼルスへ飛んだ。早速、女殺し屋が襲ってくるが軽く片付け、コパカバーナという店が怪しいと睨んだ彼は、現地の案内人カブール(ジョン・エイルズ)の車で向かう。待ち受ける敵を倒したスティールは、天才科学者ウクリンスキー(エリア・バスキン)教授の娘ヴェロニカ(ニコレット・シェリダン)と出会う。彼女の話では、教授が発明したメガチップが、ランカー将軍がミサイルを発射するのに不可欠だった。再び襲撃してきた敵にヴェロニカをさらわれたスティールは、残された彼女のペンダントを元にあっさり教授を見つけると、少年エージェントのマクラッキー(メイソン・ギャンブル)の家に一時匿い、ヴェロニカの救出に向かう。ランカー将軍の右腕スライス(カルロス・ラウチュウ)を筆頭とする敵の攻撃をかわしつつ、ある修道院が怪しいと睨んだ彼は、尼さんに変装して内部に潜入、手術台に縛りつけられているヴェロニカを発見し救出した。2人はその夜、ベッドイン。だが、その頃、情報局ではスティールの報告が登頂されており、教授の隠れ家が将軍に筒抜けになっていた。スティールとヴェロニカは、さらわれた教授を追って、敵の本拠地キキリー島に向かう。将軍は世界平和のためと称して、教授にチップをミサイルに取り付けさせた。スティールたちも捕らえられるが、裏切り者は何と長官秘書のミス・シーヴァスだった。ミサイル発射の時が迫り、絶体絶命。だが、スティールはエージェント部隊の協力を得て、逆転に成功。ランカー将軍はミサイルに縛り付けられたまま発射され、世界の危機は回避された。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リック・フリードバーグ
- 脚本
- リック・フリードバーグ
- ディック・チャドナウ
- ジェイソン・フリードバーグ
- アーロン・セルツァー
- 原案
- ジェイソン・フリードバーグ
- アーロン・セルツァー
- 製作総指揮
- ロバート・L・ローゼン
- レスリー・ニールセン
- 製作
- リック・フリードバーグ
- ダグ・ドレイツィン
- ジェフリー・コンビッツ
- 撮影
- ジョン・R・レオネッティ
- 美術
- ウィリアム・クレーバー
- 音楽
- ビル・コンティ
- 編集
- エリック・シアーズ
- 衣装デザイン
- トム・ブロンソン
- 字幕
- 岡田壯平