「大学一年の時、池袋で見た。主題曲以外余り覚えていない。 いゃあ!最...」スター誕生(1976) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
大学一年の時、池袋で見た。主題曲以外余り覚えていない。 いゃあ!最...
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大学一年の時、池袋で見た。主題曲以外余り覚えていない。
いゃあ!最後の歌も覚えていた。
そして、主題曲でテロップが流れて終わり。
当時も今も思う事は、バーブラ・ストライサンドの歌だけで良いと思った。
さて、改めて見たのだが、最後まで、彼女は彼の歌を認めていない。また、彼も彼女の歌を彼完全に理解している訳では無い。本当の理解者ではなかったのだ。最後に彼女が泣きながら『嘘つき」と恨みを込めて言っている。前半の部分でデュエットで、歌う所で美しいデュエットを二人で歌う場面がある。彼女はそれで彼と結ばれる気になったはずだ。所が、残された音楽を聞けばその答えも分かる。そう。
言うまでもなく。
さて、
彼女はこの男の歌を全く好きでなく、むしろ俯瞰した目で、彼を見下していた。でも、あのデュエットで彼に騙されていたと感じた。
この映画の音楽プロデューサーのポール・ウィリアムズもメローな曲を作る人である。ある意味に於いて、価値観の押しつけはあろうが、この男の唄は本当に下品に聞こえる。それが演出として効果を出している。才能の無い男の浅ましさと、沈着冷静な女性の態度にこの映画を評価したい。浮気現場を相手の女性の責任に押し付け、その女性を汚い言葉で罵る。この主人公はそれで目が冷めたのではないだろうか?余り悲しんでいるようには見えなかった。
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