「ニューシネマよ永遠に」スケアクロウ ゆか暖房さんの映画レビュー(感想・評価)
ニューシネマよ永遠に
2人の正反対なキャラクターの魅力が冴え渡っていました。
ハッピーエンドかハッピーエンドじゃないか、というのはとても主観的なことでもあるので、見方によってはハッピーエンドだとも言える終わり方だったと思います。
すれ違ってしまった心は元には戻らない。身から出た錆ではあるのだけど、お互い許し許されたいと思っているのに素直には振る舞えないのが人間なんだなやはり、と。
お互い意図してない形で放たれた言葉は、やはり強力な武器となって人の心を壊す。同様に意図しない形で言葉が人を救うこともある。その両面を見せてくれる映画だったように感じました。物事の二面性を絶望希望交えて描いていたと思います。
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