「不思議な友情、怒りより笑いを、そして名優たちの名演」スケアクロウ pekeさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な友情、怒りより笑いを、そして名優たちの名演
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「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ふたりの男の不思議な友情の物語。観る者のこころに訴えかける、ロードムービーの名作です。
マックスがライオンを力で支配していないのがいい。なんだかんだといいながらも人格を尊重して対等につき合っているところがいいですね。
終盤の、バーで踊るマックスのシーンは本作のハイライト。
怒りを笑いに変えることができたマックス。よくやった、感動した!
それにしても、世界的な名優たちの演技は見応えたっぷりでした。
映画だということを忘れるほどの名演で、「さすがだなぁ」と魅了された。
道化者を演じたアル・パチーノは可愛らしく、『ゴッドファーザー』 のコルレオーネとは別人のよう。
どこかザラッとした質感のある作品で、アメリカ社会の一部分を切り取り、その断面をじっくりと見せられたような感じがしました。
ラストはちょっと尻切れとんぼのような気がしないでもないけれど、あれはあれでいいんだろうな。うん。
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