シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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一人の命を救う者は、世界全体を救うのです。
スティーブン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』は、映画史上最もリアルな歴史ドラマの一つである。 一部の例外を除き、娯楽作品や子供向けの作品を中心に作ってきたスピルバーグが、22世紀まで生き続ける傑作を作り上げたことは、彼の映画的才能を明確に証明するものであり、疑う余地のないものである。大長編なのにあっという間に終わってしまう、感動と恐怖の映像体験。
監督自身がユダヤ人ということもあってホロコーストのことを知って欲し...
監督自身がユダヤ人ということもあってホロコーストのことを知って欲しくて作った作品なのかな。 リストに名前が載るかのらないかで生死がわかれる違いがなんなのか考えても仕方がないのかもしれないが気持ちの整理がつかない リストにのらない人は善じゃなかったの?助けようにもどうしようもない絶望 白黒に赤いコートを着た少女が忘れられない。あと一人あの赤いコートを着た少女を助けたかった 後から実話を元に作ったと知った DVD映像特典の生存者の声もかなり心に響いた 憎悪、無知からは何も生まない 人種、性別、年齢といった差別思考に振り回されないように学び多く生きたい
善も悪も
観ている間は最後のシンドラーさんが会計士に泣き縋る場面を少し白々しく思ってしまったのですが、
観終えてからぼんやり考えてみると、元々はユダヤの人たちを助けるつもりなんてさらさらなかった彼が、感謝され、助けを乞われるうちに変わっていった。周りの環境によって善にならざるをえなかった。それが、私はもっと助けることができたはずなのに、という想いの吐露は本物の人を助けたいという善の感情だったのではないかと。あなたは善であれと作り上げられた彼ではなく、内から込み上げた思いがそうであったんだなと思うと切なくなりました。
戦争では誰も幸せになれない
両親を助けて欲しいと女性に懇願され、女性を追い出し慈善事業でないと悪態をつくが、ちゃんと両親を助けたのが良かった。このシーン以降は、シンドラーを素直に応援できました。
最後の戦争が終わり逃亡するシーン。シンドラーが「もっと救えた」と助けた人より助けられなかった人のことを思い泣き崩れるシーンはとても感動的でした。
以下は気になる点です。
・アウシュビッツに送られた女性陣
毒ガスの話の伏線があって、シャワー室で本人たちが怖がっていると、逆に大丈夫だなと思えました。本人たち知らない状況の伏線で、シャワーを喜んでたりすると、結構ドキドキしたかもしれません。
・終戦前に全財産を失ったらどうしたのか見たかった。
武器を作らずに全財産を失っても、ドイツ軍の武器をユダヤ人には作らせたくないという気持ちが伝わりました。
ただ、終戦前に全財産を失った場合のシンドラーの苦渋の決断が見たかったです。皆が生きていくためには、品質の良い武器を最低限は出荷するのも止む無しと思うのですが。
以上
名作
20年以上もまえの作品だがいまでもその題名は誰でも知っている。今更ながらだけどその名作を鑑賞した。 シンドラーが人の名前だと初めて知った。 最初はユダヤ人を利用して金儲けする女好きな悪い奴だったのに、罪のないユダヤ人が次々と殺されていくのをみて助ける。しかも大勢のひとたちを。その心の動きや葛藤がわかりにくくて、戸惑うところもあったけど、3時間越えの作品にしては飽きずに最後まで鑑賞できた シンドラーが素晴らしい行いをした人なのはわかったが、映画としては面白みにかける。ように思った。
辛い
評価が多くの方より低いのは普通ということではなく、私が映画に求めているのが創造や空想だからだ。
だから普段から実話はあまり好んで観ない。
あとは人にも勧めたいかどうか、、、
白黒なので多少緩和されているものの戦争や迫害の悲惨さが生々しく伝わってくる。
私の知っている戦争映画の中では片手に入ってくる作品だが人に勧めたいかと問われるとお勧めはしにくいかな、、、
ただただ辛く悲しい、心が重たくなる作品。
あの狂気の世界でシンドラーの様に振る舞える人がいる事が唯一の救いだ。
シンドラーの賛否よりも、、、
いつかは観なければと思いつつ、やっと鑑賞の機会を作れた。 ドイツ人のシンドラーがユダヤ人を使って軍需産業で一儲け。 最後にはユダヤ人を助けるために一役買って素晴らしい行いだと。 この賛否は難しすぎる。 劇中シンドラーのセリフにユダヤ人を罵倒するようなところもあれば、SS達には擁護するというか自分の利用価値のために必死になるところもあり、こんな立ち回りの上手いやり手は気に食わない。 当時を生き抜くためと言えばそれまでかもしれない。 本作監督のスティーブンスピルバーグはまさにユダヤ系アメリカ人。 彼の初期にリリースされた「激突」 これはひたすら大型トレーラーから小型の車が逃げる緊張しっぱなしの映画。 この作品の事を聞かれたスピルバーグはこう答えてた。 大型トレーラーは大きな力。 小型の車はユダヤ人だと。 ユダヤ系の人たちは決して忘れない。 大きな力に追い詰められ続けた歴史を。しかし最後には勝利する。 小さな力でも結集したり、知恵を出せば勝てるのだと。 そんな原点を伝えたい。 監督作品としてスターウォーズもジョーズそう置き換えるとそう見ることが出来る。 ドイツ、ポーランドが舞台の映画なのに英語で話しが進むのは仕方がないか。。。
人生で一度は見るべき映画
初めに言っておくと、この映画は視聴するのには覚悟がいると思う。すくなくとも、暇だから何となく観るような映画ではない。
作中ではユダヤ人がなんの躊躇いもなく銃殺されていくシーン等があり、かなりジョッキングな映像が流れる。
また、3時間15分という長尺で、ラスト以外は白黒映画なので、抵抗もある人は多いと思う。
しかし、これはたったの80年ほど前に実際に行われたことであり、この悲劇を知るためにも、皆が一度は観るべき映画だと思う。
宗教を超えた愛。
ナチスの酷さがあまりにも残虐。 しかし、自分を犠牲にしてまでもユダヤの人を助けたというお話。 約1100人のユダヤの人達を自分の私財を投じて守り、 現在彼らの子孫達は、ポーランドで50000人位までに繁栄しているようです。 出身国人とか宗教とか男とか女とか。 そんな物で判断しない思想になるべき。
3時間の大作、
確かにモノクロで、その意味や効果はあれどカラーがよかったなあ、と。 みんな英語話してるし。 しかしナチスの当時の軍人も、国の政策とはいえ、なんの良心の呵責もなく従ってあんなひどい、無慈悲なことがよくできたものだとあきれるし憤る。 当時の彼らも銃を取り上げて同じメにあったらどうか。 それも当然だと受け入れられるものか。 悲しい時代だ。 こういう映画は実話でもあり、美談でもなく、悲劇である。
スピルバーグってすごい
3時間超えの映画なのでずっと躊躇していたけどようやく観る気が起こりました😅
長時間のドラマにもかかわらず中だるみもなく、何気ないシーンでも
飽きることなく魅せることが出来るスピルバーグの上手さに感心しました。
どこまでが実話なのかウィキペディアで調べたら
映画は大筋で合っているようで、シンドラーがホントに命がけで
ユダヤ人を救っていたので大変感動しました。
収容所でのユダヤ人はひどい扱いを受けていたことは知ってましたが、
スピルバーグの描写により克明にされました。
それにより現実にあの状況で私財をすべて注ぎ込み
動く事ができる人間は殆ど居ないのではないでしょうか?
スピルバーグがモノクロにした意図はわかりませんが、
モノクロである事により画面から醸し出す雰囲気は重厚だった。
非常に良かったですが、趣味ではないので★は4つ。
ストーリーや物語としての運びは申し分ないと思います。
ユダヤ人虐殺の記録を残す意味でも大変素晴らしい映画でした。
追体験と達成感
もの凄い。映画はほんとに凄いと思う。一人の人間がどんな人生を生き、何を残したのか、それを見ることで自分もその人生をたった数時間ではあるがバーチャルに体験することができる。どんな映画にもそういった要素はあると思うが、この映画は特にそういう映画だと思う。シンドラーがどんな気持ちで、その人生を生きたのかを、いつからどうしてそうしたいと思い始めたのかを、観客である我々は手に取るように感じ取ることができる。あたかも、自分がそれを選択したかのように。だからこそ、最後にモノクロからカラーに変わった時に、シンドラーが成し遂げたことを形として見るときに、物凄い達成感みたいなものをいくらか感じ取ることが出来るのかと思う(この長い映画を見切った、という達成感もあると思う)。 人間が成し遂げられることに限界はないのだなと、なんとなくこれから自分が一歩踏み出すときを勇気を与えてくれそうな、そんなことを感じた冬の夜であった。歴史から学ぶことは実に多い。
シンドラーの正義の目
モノクロの映像でなければ耐えられなかったかもしれない残虐なシーン。でもこの歴史の事実からはけして目を背けてはいけないですね。 人間ってこんなにも残酷になれるものなのでしょうか。まわりに流されずにシンドラーのように正義や真実を見る目を常に持っていないといけないですね。 この映画、世界中のすべての人に観てもらいたい映画です。そうすればこの世から差別や虐待やイジメがなくなるのではないでしょうか。 スピルバーグ監督、この作品をこの世に残してくれてどうもありがとうごさいます。
この映画は後世に伝えないといけない!
この映画は、重要だ! 第二次世界大戦の悲劇をリアルに映像化している。 ドイツのユダヤ人大虐殺を映像化し、本当の悲劇を戦争を知らない世代に伝えるべく恐ろしい映像だった。 ドイツ兵は、ユダヤ人なんて人間とは思わず、野生動物を簡単に殺すような戦時中はキチガイ人種。 そのドイツ人の中に奇跡の人が居た。慈善実業家のシンドラー氏。 本当に偽善者ではない慈悲深い人があの狂った第二次世界大戦中に居たのは奇跡的。 自分の資産を使いアウシュビッツ収容所からユダヤ人を数千人もの人を救い出すとい神のような素晴らしい人の実話。 この映画は、みんな観るべき。 そのストーリーにハマるまで時間がかかるものの。
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