ジンギス・カン(1965)のレビュー・感想・評価
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世界史の勉強になる!
あっという間に父を殺されるがテムジンの手のひらにあった“血の印”によって殺されずにすんだ。一族の敵であるジャムーガ(ボイド)。青年になった頃再びジャムーガに遭遇し、首枷をはずさせ逃げる。そこで長老ギーガと再会、センガル(ウッディ・ストロード)という黒人戦士も彼に仕え、モンゴル内で最小の族長となり、旅を続ける・・・西にはキリスト教文化もあるサマルカンド、東には万里の長城のある中国。中央だけが混沌としていた時代だ。
あちこちの部族、キャラバン隊を襲い、奴隷を解放して部族に取り込んで大きくしてゆくテムジン。ジャムーガの婚約者モルテイ(フランソワーズ・ドルレアック)を奪って自分の妻にしてしまう。一度はジャムーガに奪われるもののすぐに奪還。途中、たまたま出会ったインド大使を助けて北京皇帝に接見し、満州族に侵略された土地を奪還する役目を買って出るのだ。戦闘に勝利し、ジャムーカを捕らえるが中国は彼をモンゴルに帰してくれないので、否応なく皇帝を殺害、後に征服するのだ。
史実ではジャムーカは最初テムジンの盟友で後に裏切ったとあるから、永遠のライバルのような描写は映画を面白くするためだけのものだろう。実際にテムジンの妻を奪っていったのはメルキトらしいからテリー・サバラスがそうした役だったのだろう。
【2007年ケーブルテレビにて】
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