「海と薬草と恋と呪い」白い足 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
海と薬草と恋と呪い
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 舞台はフランスのブルターニュ
オデットが夜の散歩に出かけると
歌声が聞こえ、薬草摘みの老婆に出会い言葉を交わす
そのあと心がモリスに傾き、操られていく
海も妖しく輝く
この辺りで ブルターニュがケルト文化圏だったのを認識
オデットはジョックの愛人なのに
伯爵とモリスの兄弟両方とも関係を持ってしまった
城を守る伯爵は孤独で
その父親と共に女性トラブルの傾向も
最初は誘惑の限りを尽くしてきたのに
ジョックとの結婚を決め
ウェディングドレス姿でモリスへの愛を語り
伯爵を罵倒するオデットも貴婦人どころか魔女みたいに
結婚式がまさに祝祭と化し
カドリーユで絶頂を迎えるが
登場人物たちの愛憎もクライマックスに達する
やっぱり貴婦人に憧れたミミが見た
幻覚のようなダンスの場面も、とても美しい
文化的融合みたいなものも表現してるのだろうか
グレミヨン監督が完全主義者と呼ばれてたのがわかるような作品でした
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