死霊の盆踊りのレビュー・感想・評価
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初詣は墓場のパツキン裸踊り
あけましておめでとうございます🎍
元旦からシネマカリテのレイトショーで観賞。
ほぼ満席の盛況です。
途中退場者は1名のみでした。
1964年の映画のデジタルリマスター版。当時の音楽、ファッション、ダンス、ヌードショー、娯楽映画の撮影技術を堪能できました。
小説家のプレイボーイが彼女をオープンカーに乗せて、谷中にじゃなかった、夜中に墓場デートに向かう。車内の会話シーンでは周りは暗いが、外を走る車のシーンは薄明かるい。嫌よ、こんな真っ暗な夜に墓場に行くなんて!とパツキン彼女。仕方がないんだ、僕は小説家で実際に現場に行かないといいアイデアが浮かばないんだ!そうね、ホラー以外は全然売れないから、仕方ないわね。などと他愛ない会話に続いて、突然、ウルトラQで見たような渦巻きぐるぐるから学芸会のセット並みの墓場へ。そこは墓場のマスターとマダムが仕切る死霊の盆踊り会場だった。出演者はマスターが仕切り、マダムが紹介する。
まず、最初は恋人を殺されたインディアン娘。黒髪のおさげ娘が出てきて踊る。私はおませなインディアン人形🎵~リンリンランランより5
倍ぐらいゆったりしたダンス。衣装はすぐ脱ぐ。トップレスでの踊りが5分くらい続く、デートの二人は草花の影から覗いている。ハワイアン、タンゴなど当時のゆったりとした音楽にあわせ一人ずつ登場し踊る。金粉嬢は出てきたが、踊らない。がっかり。唐十郎と李麗仙が若い頃金粉ショーで食い繋ぎ、金粉で皮膚呼吸が出来ないのですごく苦しいとか、幕のあと、早く落とさないと死にそうになるので、自らの下の毛で石鹸を泡立てた。などのエピソードを思い出す。
猫の被り物姿のネコ女登場。なんか既視感ある。劇団四季ではない。ぼっけいきょうていの作者の女流作家、岩井志麻子センセイの豹柄姿だ。ミリオネシアの原住民のように二の腕の入れ墨よろしく紙を巻いた男が鞭を振るう様も学芸会。
草影にいた二人はそのうちミイラ男と狼男に見つかり、柱に縛りつけられてショーの続きを見させられる。
ショーはそのあとも延々と続く。だいたい同じ。こっちは縛られていないだけ。
朝が近くなり、マダムが女を殺そうとする。あらかじめ縛られた腕をほどいていた男が止めに入るが、狼男に押さえられてしまう。
しかし、突然、朝日がギラギラ✨☀️✨光って、死霊は骨になってしまい、二人は助かる。
救急車がきて、警官、医者、ナース役が登場し、終わり。
あの当時の洋モノのヌード写真を懐かしく思い出した。オヤジが隠し持っていたものだ。 延々と続くヌードダンサーの身体を見ていると、ここ半世紀で人類は確実に進歩していると実感した。
素晴らしい!
今から54年前に作られた映画。最低だとか、ロッテントマト0点だとか、評価の低いことこの上ない。しかしだ!54年経って未だにある一部の人々を劇場に運ばせる映画であるこの事実をどう捉えるか?もう一度言うが最低の映画だと見做される作品である。それは、言い換えれば見たい氣を起こさせる何かがあるということだ。最低が最高になることもあるのだ。私はこれを作り上げた関係者たち及び日本で公開されるべく奔走された人たちに礼を言いたい。よくぞ世に残してくれた!純粋な情熱に裏打ちされた稀有な作品である。これは間違いなく映画史に残る日陰の金字塔だ。
伝説
一体どんな気持ちでこの作品を作ったんだろう?と不思議なほどつまらないです。 死霊なのかわからない中途半端な女とかがセクシーに踊ります。 本当にそれだけで90分もあります。 早送り推奨です。 邦題もなめてます。 ネタとして見ましたがこれは本当につまらなかったです。でも、心には残ります確実に。 生涯一度も観ないで終わらすにはもったいない、そんな映画です。
さすがです。
夜中の墓場で、裸の女達が思い思いにただ踊っているだけ。ネタバレ注意…ほんと、それだけですから。さすが、史上最低の映画です。『プラン9〜』など、まだマシ。 でもまあ、観ないで死ぬのもなんなんで、観ました。というか、DVDを購入・所持してます。この作品は、トマトのあれと共に我が家の棚に禍々しく鎮座する、映画史の資料及びコレクターアイテム。パッケージのデザインなどは悪くありませんし、江戸木純さん命名の邦題も良いです。低予算映画のパッケージって、かっこいいの多いし。 後悔してません…
俗に言うクソ映画
この作品をまだ観ていなく、少しでも期待を寄せている人がいたとするならば、悪いことは言わないから、そんな期待を寄せるのはやめておくべきである 少しでも期待を寄せて観てしまえば、必ず後悔する 想像を軽く絶するほどくだらない作品だ 時間に余裕のある物好きな人だけは観てもいいかもしれない あまりのくだらなさに腹が立つことは必至だが
映画として最低だが、ストリップショーとしては、それなりに高い
かつて、ティム・バートン&ジョニー・デップが映画化した自他共に認める史上最低の映画監督エド・ウッドが1965年に発表した伝説のカルト映画。
ドライブ中、交通事故に遭った小説家カップルが夜の帝王が牛耳る呪われた墓場に迷い込み、化け物軍団に襲われるオカルトホラー。
しかし、ストーリーの大半は捕らわれた2人を尻目に、夜の帝王が招待した若き女ゾンビ達がとっかえひっかえオッパイ丸出しでセクシーダンスを披露するだけのグッダグダの内容。
そもそもタイトルからしてふざけている。
盆踊りって何なんだ?!
要はストリップショーin墓場である。
いくらスッポンポン好きの私でも「ええ加減にせえよ」ってウンザリするほど延々踊っている。
特に中盤に出てくる猫娘のキャラのバカバカしさと、バストをこれでもかとブルンブルンと揺らして一心不乱に踊りまくる花嫁ゾンビのダンス、そして、全身ゴールドに塗り固めて登場する金粉ショーは圧巻。
脱力系ムービーのトップと謳われているのがイヤになるほどわかる。
散々踊ったせいで生贄の2人を始末する時間が無くなり、夜が明けてしまい自滅するというハラホロヒレハレなオチにも唖然だ。
加えて出演者全員セリフ棒読みでスリルも怖さも緊張感も皆無。
中でも夜の帝王は終始、カンペをガン見して喋っており、あまりにも堂々とした大根ぶりは、逆にエネルギッシュで頼もしい。
そりゃ史上最低やわ…と納得する創りだが、天下のハリウッドだけに踊り子達のプロポーションは素晴らしく、裸体のクオリティは唯一、異様に高い。
下着が一式Tバックなのも時代を先取っている。
また、チープな色彩と音楽が独特の世界観を生み出しており、ダンスもジャズ、フラダンス、フラメンコ、ゴーゴーetc.多種多彩。
ストーリーを度外視したバラエティーに富んだ構成にショックを受けたマイケル・ジャクソンが、後年、今作をヒントに、『スリラー』を生み出したとかしなかったとか…。
色んな意味で破壊力満点の歴史的映画である。
では最後に短歌を一首
『墓場にて 桃とイチゴの 盆踊り 同じアホなら 踊らにゃ損々』
by全竜
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