「無垢な心ゆえの悲劇‼️」処女の泉 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
無垢な心ゆえの悲劇‼️
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スウェーデンの名匠イングマール・ベルイマン監督の名作です‼️スウェーデンの寒村の豪農トーレの娘カーリンは、教会へ行く途中、三人の浮浪者に犯され殺されてしまう。それを知ったトーレは身を潔めてから三人を殺す。娘の死体のあった場所からは美しい泉が湧き出ていた・・・‼️ベルイマン監督が今作で訴えているのは、神と信仰への疑問‼️そして贖罪への神の許しが泉に象徴され、ホントに神秘的な美しさにあふれた作品ですね‼️ヒロインのカーリンの無垢な心ゆえに起きてしまった悲劇は、ホントに衝撃的で残酷‼️演じるピルギッタ・ペテルソンの美しさゆえに胸が痛いです‼️宗教的な理解は国や人種によって違うのかもしれませんが、今作はそんなものを超えた高潔さで観る者の心に深く刻まれる作品だと思います‼️残酷な物語でもあるんですが、ベルイマン監督は非常に厳しく容赦のない演出で、宗教的な恐怖からの奇跡をガッチリ描いてくれてます‼️カーリンが馬に乗って遠方の教会へ出発するシーンや、一本の立木のロング・ショットなんか、ホントに宗教画のような美しさ‼️いつまでも忘れられない名作ですね‼️
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