ジョー、満月の島へ行くのレビュー・感想・評価
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余命ものなら・・・
ワセリン会社の倉庫での資料係。週給300ドルのためにつまらなそうに働いていたが、余命を宣告され、人間が変わったように辞めてしまう。元は勇敢な消防士だったらしいが、今では自堕落気味。最後に同僚の女性を酒に誘うが、死期が迫っていることを告げるともう一歩というところで逃げられてしまう。次の朝やってきたのが半導体メーカーの社長だったのだ。そしてリムジンに乗ってウクレレを弾きながら金の使い道を考える。
アンジェリカとパトリシアの姉妹。同僚女性を合わせると一人三役のメグ・ライアン。それぞれ性格が違うところも面白い。しかしまぁ、オチもオチだし、島にたどり着いてからは面白くない。だいたいが死を宣告された人間の心理がまったく描かれてないような・・・会社を辞めるところまではかなりリアルだっただけに残念。
トム・ハンクスにメグ・ライアン。そして製作総指揮にスピルバーグの名前まであるドリームワークス作品だというのに日本で公開されない理由もはっきりわかる。満月を持ち上げるような光景とか、夕日のシルエットに浮かぶ火山島とか、映像が綺麗なだけにもったいない映画。しかも音楽もいいんだし・・・
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