「序盤からダダ下がりの残念映画」ジョー、満月の島へ行く 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5序盤からダダ下がりの残念映画

2024年7月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

難しい

今夜(2024/07/28)観ました。

トム・ハンクスは最も好きな俳優のひとりなので、出演作品を全て網羅したいですが、この作品の様な駄作があるとめげそうになります(笑)

序盤は『リストラ・マン(Office Space)』や『ビートルジュース』、それから『大逆転(Trading Places)』、ヨットに乗ったら『キャストウェイ』や『フォレスト・ガンプ』。『タイタニック』っぽさもありました。
終盤は原住民を面白おかしく表現した極めて不快な“コメディパート”、『ジングルオールザウェイ』の様な投げやり感が終盤に見られ、「あ、この監督投げ出したな」と感じずにはいられませんでした。

それでも序盤のディストピア感、ジョーが勤める会社や上司、同僚の腐り具合は面白く、期待値が高かったので、それだけに以降のグダグダ感は辛かったです😶‍🌫️
メグ・ライアンの3役はちゃんと役分けが出来てましたし、トム・ハンクスの演技は言わずもがなです。
不満はスタテン島以外の場所はフツーの世界だった点です。全く荒廃していない世界で、「あの序盤の世界は何だったの?」でした。展開もめちゃくちゃで「???」でしたし、高く見積もってもこの評価が限界です。

90年代映画らしい奇妙な世界観の変な映画です。タイムカプセルとしてご覧ください!

蜷川吝塀