劇場公開日 1998年12月19日

「あの花火は絶対に日本の花火だと思う。」ジョー・ブラックをよろしく カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あの花火は絶対に日本の花火だと思う。

2024年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

近所の花火大会を見てこの映画を思い出し、劇場鑑賞以来の数十年ぶりに鑑賞。

ブラッド・ピット全盛期で彼をひたすら美しく撮った女性客を当てにした映画だと思っていたら、話自体にオリジナリティがあり面白く見る事ができた。
まあピットは半端なく美しかったが。

死神っぽい演出がもう少しどこかで欲しかったような気もするが、あまり強大でマジカルな力を見せつけられるより人間のことを一から知ろうとするが故の子供っぽさも良いかなと思った。

美人で聡明で勘の良い次女をあからさまに贔屓するカリスマで大企業の経営者役のアンソニー・ホプキンスの名優然とした重ための演技がそのまま作品の格を上げている気がする。

役員の娘婿はハゲてるけど忠誠心のある最高にいい奴だが、残念ながら人が良すぎて会社を任せるほどではない。

私はスキッピーのピーナツバターが一番だと思ってるw

入院してるおばあさんには死神に見えている事と、スーザンが抱き合った後に怖い顔で「あなたは違う人?」と言うシーンはかなりオカルト。

童貞が憧れる最高の初体験シーンだが、首から下も美しい二人があってこそ。

死神にさえも考えを変えさせる純粋で美しい大人の恋愛物語でした。

カツベン二郎