「色褪せない迫力」ジョーズ 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
色褪せない迫力
僕も含めて、若い人って昔の映画だと音楽や効果音が無くて、長い映画だと途中で飽きて観るのを止めてしまうイメージがある。
 今作、2時間以上あるのだが、そんな若い人でも楽しめてしまうのではないか。
 ホラーに関しては半端無いものだった。
 スティーブンの関わった作品は、今まで観てきた中でだが、個人的には今作とE.T.、激突!以外は、何かしらが欠けていてそこまで凄い作品とは思えなかった。
 しかし、今作は 娯楽映画の要素を掴んでおきながら、サスペンス、恐ろしさ、生々しさ、リアルさもすべて完璧に思える。
 正にパニックホラーの大傑作ではないか。
 僕が一番凄いと思ったのが撮影方法。
 この時代は当然CGなどの技術などほとんど発達していない。つまり、この巨大ホホジロザメは人形なのだ。
 しかも、ダイバーが何人かで手で操作しているのに、かなりリアルに仕上がっている。最近のモンスター物は、CGの発達によって物理をガン無視した飛ぶわ跳ねるわの小もないものが多いので、今作の技法はギリギリゆとり世代にとっては逆に新鮮に思え、あんぐり状態だった。
 とにかく悪いところがない。
 自分が観たかったパニックホラーを全くその通りに観れた。
 サメは怖い、表現も怖い、分かりやすいストーリー、短く感じる2時間。
 素晴らしい。
 コメントする 
  