「資本主義の退廃を描いた作品」ジョーズ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
資本主義の退廃を描いた作品
ディズニープラスで配信されている、本作のドキュメンタリーを見た。
その中で、キューバのカストロ議長が、本作の原作小説を気に入っていて、その理由を「資本主義の退廃を描いているから」と共産革命を起こした議長らしいコメントがあり、、「確かに」と思った。
本作はどうしても「サメ」とか「3人の協力」がフォーカスされがちだが前半は「市長」の存在が大きい。つまり「街の経済のため、サメを見なかったことにしよう」という圧力。
映画公開から50年たつが、この視点は今も痛烈に突き刺さる。
つまり「経済のために温暖化対策を放置しよう」という圧力。
やはり「普遍的なテーマ」を扱った作品は時代を超えて語り継がれるものだ。
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