劇場公開日 1975年12月6日

「パニック映画の金字塔」ジョーズ ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5パニック映画の金字塔

2014年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

多くの海水浴客がビーチで泳いだり、遊んだり。こんな光景を一度は見たことがあるでしょう。スピルバーグ監督は、そこを恐怖の舞台にしたのです。誰もが安心して過ごすことができる"はず"の場所を…!
もちろんビーチだけの話ではありません。この地球上に安全な場所など存在しないのです。バスルームでは丸腰になりますよね?いつ誰が襲ってきても抵抗できません(この恐怖を描いたのが、ヒッチコック監督の『サイコ』)。ある意味で、本作は日常への警告なのかもしれません。
ジョン・ウィリアムズが手掛けた有名なテーマソング("イメージサウンド"と呼んだ方が正しいかも)がまた素晴らしく、サメの姿が見えなくても、音だけでその存在を伝えることに成功しています。実際、本作が公開された当時、あるビーチでは何かあったらそのテーマソングを流したらしいです。
安全=危険…その後のパニック映画にも大きな影響を与えたスピルバーグ監督の《最高傑作》と言っても過言ではありません!

ハットコック