ショウ・ボート(1951)のレビュー・感想・評価
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ミュージカルの名作、感動の涙がでました
舞台は1890年頃、ミシシッピ川流域の田舎の町まちを巡業して回るショウボートと冬の大都会シカゴ 冒頭のショウボートが町に近づいてくると、その音楽が聞こえると綿畑で忙しく働く黒人達も、南部の邸宅に住まう白人の男女も、一斉にそちらを向いて駆け寄ってしまう 歌と特にダンスに米国のショウビズの底力の凄さがひしひしと感じる ショー仕立てで興行の宣伝をしながら接岸するシーンはもう圧巻 シカゴのキャバレーでの年越しショーでの夫婦でのダンスもそのレベルの高さに目を見開きます 振付はロバート・アルトン 彼は映画イースターパレードでジュディガーランド、フレッドアステア、アンミラーという世界最高、史上最高の芸達者に振付した超絶的な振付師 またそれを演じ踊り歌う出演者達の芸の凄さ 笑顔ひとつからして違う あんな満開の笑顔は常人には決してできない 物凄い練習し経験を積んだプロ中のプロだけができるレベルの笑顔だ この歌とダンス、そして笑顔 ディズニーランドやシーでその手本にされているのは本作をみたなら直ぐに分かるだろう 演技もまた素晴らしい 特にショウボートのホークス船長役の演技は心に残った 胸糞悪い黒人差別問題も当時の南部の有り様として物語の大事な事件として起こる ショウボートの中では芸が出来れば皆平等なのに 甲板員兼劇団員の黒人のジョーが、陸の辛い黒人の立場をOl' Man Riverの歌で代弁する この歌はミュージカル史上でも有名な歌 父なる川ミシシッピ 字幕のオールマンは年寄りの意味old man 何が起ころうとミシシッピ川はただ流れるのみなのだ 冒頭の黒人の子供が水はどこから来るの?と尋ねるのにつながっている 大団円には頬を感動の涙が流れていました
おぼろげな記憶しかなかったが、改めて観ていると少しずつ思い出のシー...
おぼろげな記憶しかなかったが、改めて観ていると少しずつ思い出のシーンが目の前に甦ってきた。有名な「オールマン・リバー」を聴き入り、美しいエバ・ガードナーに魅入って、エリー&フランク役のマージ&ガワー・チャンピオンの素晴らしパフォーマンスを楽しんだ。
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