「まだ名前覚えられない。」少年、機関車に乗る masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
まだ名前覚えられない。
「ルナパパ」を偶然観てこの監督を知りました。
バフティヤル フドイナザーロフ、、なかなか覚えられない名前のタジキスタンの監督、28歳長編デビュー作です。
母が死に、田舎町でばあちゃんに預けられてる兄弟が街で医者やってる父ちゃんに会いに行くロードムービーです。ルナパパの後に観たから地味な印象ですがユーモアと優しさ、絵のダイナミックさはこの頃から感じます。ロードムービーは淡々としがちですが、運転手のチャラい兄ちゃんや、止まる駅ごとにエピソードがありちょうど良い匙加減でギリ退屈しません。
着いた先でも足漕ぎボートや超浅い湖?で水浴びなど、、なかなか地味な過ごし方で居心地悪し。
何故か鉄道、子供ロードムービー、共産圏繋がりで対極にあるソビエト映画の「動くな、死ね、甦れ」思い出しちゃいました。
決して感動的な名作ではないですが子供の頃の親への気持ちや旅、冒険、鉄道愛とかチクチクします。
コメントする