「上海版大正ロマンの雰囲気が美しい」上海グランド osincoさんの映画レビュー(感想・評価)
上海版大正ロマンの雰囲気が美しい
アンディ・ラウとツイ・ハーク流れで鑑賞。
レスリー・チャンの作品をまともに観たのは初めてかも。これは人気があったろうなぁ、というのがよくわかる。
アンディ若いーー声高い(笑)でも顔はほとんど変わってない、、歳を重ねてからがグッとカッコいいけれど、この時からすごい完成度。。
上海のその時代はそんな雰囲気だったんだろうなぁ、と思わせるような衣装やセット。日本で言う大正ロマンのような、レトロでゴージャスな世界観。けっこうアクションが多いので、撮影大変だったろうな。
リク、ファン、ホイの3人を中心に話が進んでいく。そう来たかーーーという展開も、ちゃんとエピソードが繋がっていく。
リクとホイの友情が芽生えるのも自然な感じ。愛だ恋だが出てくる映画(特にアクション映画の女子)はシラける事が多いけど、これはみんなそれぞれの気持ちに共感できて、嫌じゃなかった。共感できるだけに切ない。
ファンとホイの電車のシーンはフランス映画のような美しい絵だった。上海で再開して二階の窓から逃げるシーンも素晴らしい。猫足のお風呂とか、シャワールームとか、何かと絵がいい。
リクもホイも本質が正義感の強い善人なだけに、展開の無情さがやり切れない。やっと光の元に出られると思ったのに。
大袈裟な表現とか、あり得ない表現(手が燃えてるのに火傷もないとか)もあるけど、楽しめた。
あの蛇女は一体(笑)
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