劇場公開日 1977年8月6日

「ウェルズの 語り部としての資質」上海から来た女 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ウェルズの 語り部としての資質

2019年1月28日
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主人公マイケル(ウェルズ)が 事件に巻き込まれていく過程が、わかり辛い
エルザの周囲の男達の 精神的不健全さを
俳優達の気持ちの悪い顔(笑… 演技か)だけで 表現するのも、ちょっと…
監督の 物語の語り部としての問題点を 感じる

マイケルが逮捕され 裁判所から逃走し、
鏡の間に到達する過程で、やっと画面が生き返る
鏡の間での 対決は、当時 やはり斬新なものだったと思う (我々は そのコピーを 見過ぎてしまった)
ウェルズの映像作家としての能力が、その欠点を凌駕しないと 作品は輝かない

エルザ役の リタ・ヘイワースはとても美しいが、
いまいち魅力を感じなかった
夫婦であった監督と彼女が 当時、既に別居中だったことも 関係してる?

jarinkochie