劇場公開日 1997年3月22日

「ジェフリー・ラッシュの演技に圧倒されました。」シャイン ノブさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジェフリー・ラッシュの演技に圧倒されました。

2024年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

午前十時の映画祭にて初鑑賞。
実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた伝記映画。
あまりに身勝手な毒父の存在に何度もため息がでました。
なぜデイヴィッドをアメリカに留学させてあげないのか。
息子の希望にあふれた将来を自分のエゴのために摘み取る父親がどこにいるのか。
息子の人生を自分の思いのままにコントロールしようと時には暴力まで振るう。
デイヴィッドが萎縮するのもうなづける。
しかし意を決して父に歯向かい英国王立音楽院にいくデイヴィッド。
父に弾けるようになるよう言われていた難曲ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をコンクールの曲に選び猛特訓を受ける。
そして当日、見事な演奏をするデイヴィッドだが、限界を超えたのか精神を病む。
ここから悲劇へと向かうのか心配したが、出会いや周囲の支えもあり確かな演奏の腕を活かしてピアニストとして生き抜いていく。
父と再会してももはや父に頼らないと何もできないデイヴィッドではない。
父と決別し、占い師の伴侶とともに人生を歩んでいくという前向きなところが非常に良かったです。

ノブ
トミーさんのコメント
2024年7月27日

コメントありがとうございます。
ホロコーストの生存者という事がお父さんを歪めてしまったんですかね、昔のワシが正しい! 頑固親父にも程がある感じでした。父から逃避したいばかりに精神を病んだとしたら、気の毒としか言えません。

トミー
トミーさんのコメント
2024年7月27日

共感ありがとうございます。
あのお父さんは何故あんな振舞いをするのか? 「あんのこと」とかとは違った病み方ですよね~留学先迄凸して来ず、冷却期間を置いてたのが結果的には良かったのかもしれませんね。

トミー