「実在するピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット」シャイン ぼっちさんの映画レビュー(感想・評価)
実在するピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット
1996年の映画。遠い遠い昔一度見たことがある。
2024年リバイバル上映していたので、映画館で鑑賞。
家族を自分の所有物だと思っている厳格な父親に苦しめられる幼少期を過ごす主人公。奥さんもまた弱い立場なので可哀想。
しかし、周りの人からは恵まれ、パーティーで出会った老年の女流作家から愛情をもらい、イギリス留学を自分のことのように喜んでくれた。そのお婆さんが亡くなった知らせを聞いたシーンは、一番涙した。
まだインターネットもスマホもない時代。
今だったら、スマホで撮影されて世界中に拡散され、デイビッドは時の人になるかもしれない。
ピアノの才能があるにしても、日本だったら、変な人と白い目で見てしまいそうなのに、オーストラリア人の懐の深さに驚く。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はそんなに難しく、危険な曲なのか、今一度聴いてみたい。
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