「逃げる、傍観する、行動する」シティ・オブ・ジョイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
逃げる、傍観する、行動する
少女売春のプミナ、暴行する若者、貧困の象徴かのようなカルカッタの町。何故歓喜の町と呼ばれるのかもわからないまま物語は進むが、町の顔役の上納金問題やハンセン病問題と社会派映画として成り立っている。住民たちが顔役の息子アシュクに立ち向かうシーンや簡易裁判で罰金刑を受けるハザリに金を渡す友達たちのシーンが良かった。
結納とは逆の持参金を貯めるために必死で働くハザリも純粋だった。逃げる、傍観する、行動するの3つの選択肢・・・肝に銘じておきたくなった。
【2004年ケーブルテレビで鑑賞】
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