劇場公開日 1993年3月6日

「ジャッキーでもシティーハンターでもなくバリー・ウォンの映画」シティーハンター(1993) バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 ジャッキーでもシティーハンターでもなくバリー・ウォンの映画

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

単純

カワイイ

北条司が『週刊少年ジャンプ』で連載していた人気マンガを、ジャッキー・チェン主演で映画化した香港映画。

製作決定時にジャンプ誌上でジャッキーとゴクミと北条司が鼎談してた記憶があるが、両方のファンだった僕でも肉体アクションのジャッキーとガンアクションの『シティーハンター』じゃ水と油だろと思った。しかし蓋を開けてみると、そのどちらでもない監督のバリー・ウォン(ウォン・ジン)のカラーが強く出たナンセンスギャグ&アクション映画で、バリー・ウォンが毎度起用してた(愛人という噂もあった)女優のチンミー・ヤウが野上冴子役だし、全く無関係なギャンブラー役でレオン・ライが出てきて妙に活躍するのもバリー・ウォンの『ゴッド・ギャンブラー』シリーズからの流れ。ジャッキーがなぜか対戦型格闘ゲーム『ストリート・ファイターⅡ』の春麗(チュンリー)になっちゃったり、突然とんねるずの『ガラガラヘビがやってくる』が流れるなど、あまりにも斜め上すぎる展開に、原作ファンもジャッキーファンも満足できない(バリー・ウォンファンなら満足できる?)珍作だった。

なお本作は日本と香港の間で権利関係の問題でもあったのか長くDVD化がされなかった(VHS&LD化は普通にされた)。2012年になってようやく日本で初めてDVD化されたが吹替版のみのDVDで、その後2度ほど別の会社から字幕版も含めたDVDが発売されている。

バラージ