「M・ナイト・シャラマンを一躍人気監督にした出世作品」シックス・センス 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
M・ナイト・シャラマンを一躍人気監督にした出世作品
1999年作品だから現在53歳のシャラマンはこの「シックス・センス」を
監督した当時29歳になるかならないかの若さだった。
インド系アメリカ人の彼は生後6週間でフィラデルフィアに移り住んだ。
中身は98%アメリカ人ですが、見た目は体格の良いイケ面乃若者。
彗星のように荒られたスターとして注目を浴びます。
昨日、見直して思ったことを2〜3書きたいと思います。
まず、とても美しい映像の作品です。
アメリカの古都フィラデルフィアを舞台に映像が美しく格調高い。
主役の子役ハーレイ・ジョエル・オスメント(撮影当時10歳)の
堂々たる演技。
主役のブルース・ウイルス、トニ・コレットと引けを取らずに
対峙している。
古い名作ですし、ネタバレでなければ書けない部分もあるので、
書かせて貰います。
この映画で観客も批評家も驚いたこと。
それは精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)が、
コニーと会う時は既に故人(死者)だったという事。
この映画は死者が主役の映画だったのです。
これは当時の映画界に衝撃として受け取られました。
よく画面を見て行くと、マルコムとコニーは向かい合って会話しますが、
母親のリン(トニ・コレット)には、目の前の椅子に座るマルコムを
みえていないのです。
よくよく観てもマルコムはコニー以外の誰とも会話せず、
存在も認知されていない。
コニーとしか接触も会話もしていないのです。
そしてもう一つの秘密はコニーには死者が見えていて、その死者たちに
怯えているのです。
過去に裁判所だった学校の階段には、縛り首になった死者たちが
ぶら下がって入る。
ただし、マルコムがファースト・シーンの元少年だった患者に
銃撃されたシーンで即死している。
それを種明かしして終わるのですが、コニー少年はこの特殊能力と
どう向きあって今後をどう生きているくのかが
示されていないのですが・・・
その後のM・ナイト・シャラマン監督の作品に
その答えが問いかけが何度も出てきますね。
「アンブレイカブル」の1人だけ列路車事故で生き残った男デヴィッド
(ブルース・ウィリス)そして「ミスター・ガラス」という不死身の男。
実はシャラマン監督は大変なアメリカン・コミックのファンだそうです。
ホラーが専門ですが、不死身のアメコミヒーローの超能力を
シャラマンなりに変化・変形した世界がシャラマン監督の世界観であり、
得意分野なのかも知れません。
今も人気監督で続々という新作を撮り続けていますね。
琥珀糖さん
おはようございます。
共感をくださり ありがとうございます。
再入院していたので
8日間映画レビュー見れなかったです(^^ゞ
さて、シャマラン監督を一躍人有名になった
作品ですよね。
劇場でも鑑賞しましたが
テレビでも見ています。
最初は、ラスト近くまで わからなかったのですが
そうだったのか~と気が付いた時の衝撃でした。
ハーレイ君の名演技が 凄いですね。
>アメリカの古都フィラデルフィアを舞台に
映像が美しく格調高い。
同感です(^^)/
監督の世界観
これまでに見た事がない展開等
謎解きありが たまらないのかもですね。
(^^)/
今でも思い出します。なんと俺は(みんなそうだろうから、俺たちは、でいいか) 思い込みで映画を観ているのか、という衝撃!! 主人公は生きているという思い込みを、ここまで見事に打ち砕かれては、すごいの一言です。手品でいうミスディレクションですね。背筋が寒くなりました。
そして、また映画全体がなんとも温かい! いやあ、大傑作!!
この映画は、すごい、ですよね。すごいの一言。俺は、「霊がいると、赤かったり白い息だったりするんだよ」と教えてもらってから観ました。だから、「あ、ホントだ。ここもそうか」と楽しく観て、その中にいくつか「あれ?間違えたのかな?」というシーンがあり。そしてエンディング。琥珀糖さんが書いている結末を知り、いくつかあったシーンが、間違えたわけではなく、そこに霊がいたんだと気づいたあの瞬間!!