「ただのいい話じゃない」シックス・センス くーさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのいい話じゃない
最後、そういうことだったのかと解るまでは、大好きなお母さんにも自分の苦しみを話せず一人で戦っているコールにマルコルが寄り添う、いい話だと思ってた。
でも結末を知り、深く考えさせられ、単なる「まあいい話だったなぁ」ではない、観てよかったと思える作品だった。
ヴィンセントの苦しみをわかってあげられなかったからと、大切なアンナより優先してより懸命にコールに寄り添うマルコルが救われて良かった。
コールのお母さんは、一人で頑張っているだけにまだ小さい息子に感情を出したりしていて、やめて〜と思うこともあったが、コールが本当に助けを求めてるとき、真剣に打ち明けるときの受けとめる姿勢に、親たる者の姿を見た。
人のためにと思う気持ちがあれば辛いことがあってもどこかで救われることがあるのではないかと、そんなことを思わせてくれた。
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